これでこの時期らしい寒さ

ノダっち

17年1月11日(水) 17:31

薄雲がかかりやすくなっています。

衛星画像でみると、
中国大陸から延びている
上空の雲の帯の
先頭付近がかかっているようです。

すぐに
天気を崩す雲ではありません。

この雲の帯が抜けた後、
寒気がもう一段階深まります。



きょうは、この時期らしい寒さです。

気温は
朝も昼もほぼ平年並み
になっています。

きのうきょうと、
朝の寒さを強く感じたという声も
聞こえてきましたが、
これまで暖かすぎたので
そう感じる方もいらっしゃるでしょう。

この時期は、これくらい寒い朝が
本来、普通です。
こうでないといけないとも言えます。

ただ、寒くないわけではないですね、
この時期らしく寒くなってきた状況です。

あすにかけて
県内上空1500メートル付近は
-3度前後で経過します。

寒気の踊り場です。

きょうもかかった
帯状の薄い雲が通過して
雲は多めですが、
大きな崩れは無いでしょう。
北部を中心に
晴れ間の可能性もあります。

一方で、南岸付近を中心に
分厚い雲がかかる可能性もあり、
にわか雨の可能性がないかどうかは、
雲の様子をしっかり見極めて
あすの朝からお伝えしますので、
ご確認ください。


金曜日の午後以降、
寒気が次第に強まってきて、
土曜日には
-6度~-9度くらいの寒気が
入ってくる予想で変わっていません。

降水をもたらす雲がかかれば
平野部でも
雪が降るレベルの寒気
です。

きのうも書いたように、
九州上空では上層(5500m付近)の
寒気が
あまり強まらない予想になっているため
雪雲はあまり発達せず、
九州山地を越える時に弱まりそうなので、
平野部にまでは流れ込みにくいでしょう。

一方で、東シナ海の海水温は
平年より
1度~2度前後高めになっていて、
その分、下層の寒気によって
雲は出来やすくなりそうです。

このため、九州山地には
雪雲が流れ込む可能性が
十分にあります。

きょう鹿児島地方気象台から
発表された情報では、
週末の九州南部は
強風や高波に注意となっていて、
雪に関しては
山地を中心に雪の降る所があるでしょう、
という記述程度です。

等圧線が
南北に立った気圧配置が予想され、
このパターンでは
風向きが北西から南東方向、
あるいは北から南向きがメインとなります。
これは、東シナ海で発生した雲が
県内に流れ込みにくい風です。

このため、県内での雪は
限定的な物ではないかと思われます。

一方で、
風が強く吹いて、
寒さが強まることは
確度が高くなってきました。

強風や寒さによる体調管理には
やはり
十分に気を付けておきたいものです。

また、本州日本海側での
雪による被害も大変心配されます。
センター試験に向けて、
これらの地域での
混乱が無ければよいのですが・・・


なお、きょうの資料では
来週の前半にいったん弱まって、
その後、来週の後半に
再び強まりそうにも見えます。

このあたりは、まだ変化もあり、
今後の情報に要注目です。

170111
午後5時頃の
MRTから西の空

いま、夜明けが
一年で一番遅い
時期ですが、
日の入りは
だいぶ
遅くなってきました。

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