ふたご群を観るなら・・・

ノダっち

16年12月13日(火) 17:29

今年も、やってきました。
ふたご座流星群の夜です♪

ただ、今年は条件が良くありません。

いや、そもそも、
雨降ってるじゃないか!
ってお思いかもしれませんが、
県内、所によっては
観るチャンスは十分にある
と思っています。


きょうは、
東シナ海で発生した低気圧が
九州付近を通過していて、
県内は
雨が降ったり止んだりとなりました。

南岸型になっていないため、
低気圧に向かう暖気も入り、
この時期の雨の割には
気温が高めです。

今夜には、低気圧が東へ抜けて
西風になってくるため
夜遅くにかけて
平野部を中心に雲が
少なくなっていきそうな
資料になっています。

ということで、
ふたご座流星群観望のチャンスありです。

ただ、今年のふたご座流星群は、
ほぼ一晩中明るい月が空にあるため
夜空が明るくて、
空の暗い郊外に出かけても、
明るい空になってしまい、
暗い流星が見えにくくなります。

このため、見える個数が
減ってしまうことになるでしょう。

それでも、
毎年、安定してたくさん流れる
ふたご座流星群では
明るい流星も多いため、
運が良ければ
1時間に20個くらいは
数えられる可能性もあるという
予想も出ています。
市街地でも1時間で10個は
見える可能性は十分にあります。

いつもは、空を広く見るのが
たくさん流れ星を観るポイントですが、
今回は、月の反対側の空を
広く見ることがポイントでしょう。

しかも、ピークが
あす14日の朝9時の予想ですので、
あすの明け方の方が良さそうです。

今夜は雨上がりを待つよりも、
先に寝てしまって、
5時ごろの早起きして6時まで
見てみるのも良いかもしれません。
この時間帯は、月が
西の空に低くなっていますので、
真夜中よりも空の明るさが
鈍っているでしょう。
一方で、
7時過ぎの日の出に向かって
6時ごろからは
徐々に東の空が白み始めますので、
ここくらいが限界と思われます。

ただし、雲の様子などを見ると
一番晴れやすいのが
深夜0時前後で、
明け方になると、
また雲が増えている可能性もあり、
雲の間からの観測では
やはり見える個数が減るでしょう。

いずれにしても、
まだ流れ星を
観たことがない人にとっても、
いつもの夜空よりは
流れ星が見えやすい夜ですので、
チャレンジしてもらいたいですが、
流星群は、毎年2つ
しっかり見えるチャンスがあるので、
それを待っても良いかなと思います。

あす朝にかけては、
まだ寒気の南下が弱いものの、
それでも、風は冷たくなりそうです。

しっかりと防寒をして
お出かけください。


あすの日中は、
南部を中心に晴れますが、
強めの寒気の南下に伴う気圧の谷で、
北部には、山沿いを中心に
雨雲がかかる可能性があります。
北部山沿いを中心に
にわか雨もあるでしょう。
時雨というほどではないかもですが、
晴れ間が見えても
油断できない空になります。

風が冷たくなって
とくに夜以降、寒さが強まるでしょう。

朝の冷え込みが
強くないと感じても、
夜にかけては、
しっかりと暖かくして
出かけるのをおススメします。

木曜日から土曜日は
本格的な冬の寒さとなりそうです。
この期間で、
送れている宮崎市の初霜も
観測されてくるでしょう。

山沿いは、寒気による雲が
あさってまで
かかりやすい可能性もあります。

体調管理に気を付けましょう。


なお、今回寒さも
あまり続かない予想です。

日曜日の日中から緩んできて、
来週のはじめには
寒気が緩んだ中での雨が
再び予想されています。

20日のイプシロン打ち上げも、
この雨のタイミング次第では・・・
ということもありますので、
新しい予報でも確認していきましょう。
161213 雨が弱まった
4時過ぎの
MRTから西の空

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