太平洋高気圧は強まっている様子

ノダっち

16年9月15日(木) 17:19

朝から
時おり晴れている宮崎市内です。

朝は、
北部に雨雲がたっぷりあったものの、
南部には
局地的なものがかかったくらいで
昼過ぎにかけて経過してきています。

やはり、きのうもお伝えしたように
夜にはお月様も
雲の間から
拝めるのではないでしょうか。

ただ、
晴れて気温が上がったので、
午後2時ごろからは
山沿いで
活発な雨雲もできてきていて、
この雲の残骸が
残っている間は
お月様も見えにくいでしょうね。
また、沿岸部でも
湿った空気による低い雲で
見えにくいところもありそうです。


さて、
きょう晴れ間が多くなったのは
やはり高気圧が
南で強まったから
ではないかと
思っています。
台風による効果でしょう。

あすも、
山沿いを中心に雲も出ますが、
高気圧が張り出して
九州南部付近で
前線の活動が弱まる見込みで、
南部平野部を中心に
広く晴れ間がありそうです。

マークで見るほど
スッキリとした晴れでは
ないのではないかと思われます。

午後は、所々で
雨雲が沸く可能性もあります。

台風16号が、高気圧が強まって
さらに大回り(大陸よりの西より)に進む
予想になりましたので、
あさっても、台風の影響は
ほとんど出ないでしょう。
(海のうねりは入ってくるかもしれません)

日曜日は
曇りマークで様子見になっています。

台風が
東に向きを変えるタイミング次第
です。


台風は、フィリピンの東で
発達しながら西寄りに進んでいますが、
当初予報されていた進路の
南より(西寄り)
を進んでいます。

これも高気圧の強まりを示唆していて、
それを反映したように
外回りの進路予想の傾向となり、
その分、タイミングも遅くなる傾向です。

早く向きを変えてくれば
外側の雲が
日曜日の後半以降には
かかってくる可能性がありますが、
さらに北東への天候が遅れれば、
日曜日まで
影響はほとんどないまま
経過するでしょう。

ただ、東側を回って北上してくる
湿った空気の影響が
日曜日の午後以降に
出てくる可能性もあります。

この日曜日には、
中学校の運動会が多いようですが、
午前を中心にできる可能性も十分です。
雨マークは消えましたが、
現在の資料では
午後からの雨への備えは
しておいたほうが良い
でしょう。

台風の予報円は、
中心の進度が
きのうよりさらに遅れていますが、
きのうの夕方に解説したように、
予報円の幅を読み取るだけでも、
タイミングにも幅があり、
まだタイミングは
変わってくる可能性があります。

早い場合、
遅い場合それぞれにです。

また、中国大陸によりすぎると
水蒸気の補給が弱まって
弱められる効果があると、
別のストーリーも
考えなければいけません。
そんな資料も出てきているため、
予報円は
余計に大きくなっているとも考えられます。

連休後半から来週の予報は、
とにかく16号がどう動くか
です。
どう動かすかは、
太平洋高気圧がどのくらい強まっていて、
今後どのくらい強い状態が続くかが
カギになります。

高気圧の強さって、
目で見てすぐにわかるものではなく、
さまざまな方法で
観測されたり推定されたりして
コンピュータに計算させるのですが、
そもそもそこには
最初からなかなか正確な情報をもとに
計算させられないもどかしさがあり、
誤差が出やすい分野です。

現状、上に書いたように
太平洋高気圧は強まっていることが
様々な状況が物語っています。
それが、16号が大回りをする
根拠となりうるのですが、
では、それがいつまで持続するか??
をどう予測するかです。

そんなわけで、
すごく微妙な状況になってきました。

あすの新しい予報も
確認してみましょう。

160915_1
昼頃の
宮崎市の青空

夏っぽかったです。
160915_2
午後3時の
衛星可視画像
(気象庁HPより)

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