梅雨末期の大雨に注意

ノダっち

16年6月28日(火) 17:13

この、中途半端に
太平洋高気圧が強まった状態、
まさに梅雨末期的な
一番雨が多くなりやすい時期です。

気を付けましょう。


きのうから
次々と流れ込んでいる雨雲は、
きょうも強弱を繰り返しながら
次々とかかってきています。

アメダスでも、
えびの高原や日南市深瀬で、
時間50ミリを超える
非常に激しい雨
も観測した他、
3時間連続で
30ミリ前後の激しい雨が
降った所もありました。

とくに、東シナ海側での
雨量が多くなっていて、
県内には山を越えて
弱まりながら
流れ込んで来ています。

弱めている山の近くでは
雨が多くなっているのです。

3時間で100ミリ前後の雨が降って
急激に河川が増水した所も
あります。

前線が
きのうよりも北に上がってきて、
おそらく県内付近に伸びている分、
県南部は、きのうよりも
空気にややムシムシ感が出てきました。

一方、北部では、
きょうの昼間もあまり気温が
上がっていません。

南部ほど
活発な雨雲もかかりやすくなっていますし、
この気温の境目辺りに
前線が伸びているのではないかと
思われます。


梅雨前線は、
今夜遅くから
一旦活動が弱まりそうですが、
あすにかけて、
あまり動かない予想で、
あすの日中には再び強まりそう
です。

このため、あすにかけても
雨が降りやすく、
雨が強まる時間も
あるでしょう。

すでに雨量が
多くなってきた所もありますので、
あすにかけての雨の降り方、
新しい情報の確認をお願いします。


先日も書きましたが、
事前に警報級になるという
警戒を呼び掛ける情報が
気象台から出ていないのに、
警報が発表される降り方になる事態が
梅雨が本格的になってきてから
ちょくちょく発生している状況です。

これは、
コンピューターの予測以上に
急激に雨雲が発達していることが
その要因だと思われ、
コンピューターの予測自体に
限界もあるので仕方ない面もあります。

(警報・注意報・台風情報の発表は
気象庁しか
してはいけないことになっていますので)
気象台から
警戒を呼び掛ける情報が出ないと
警戒と言う言葉を使って
皆様に警戒を呼び掛けられませんが、
実際にキケンな状況になった時には
速やかに警報が発表されています。

梅雨末期には、
こうして急激に雨雲が発達する事態は
しばしばあるものです。

念のため、
最新の注意報・警報の発表状況を
確認してください、
とお伝えした時には
最新の情報をご確認になって、
身の安全を確保して
いただければ
と願います。


あさっては、
引き続き九州付近に前線があるものの、
次第に前線の活動が
弱まっていく予想です。

金曜日からは、太平洋高気圧が
南から強まってきそうな
気配が引き続き見えています。

アメリカの資料などを見ると、
そのまま梅雨明けしちゃうんじゃ
無いだろうかというくらいの
勢いも感じます。

ただ、
高気圧を強める要素である台風が
まだ出来ません。

きょうにも台風1号が発生か、
と気象庁から発表されていると
きのう書きましたが、
結局まとまり切らずに
熱低のままです。

さて、どうでしょう。

午後の
発達した雨雲の動き
(気象庁HPレーダー画像を
ノダが結合)

鹿児島県側の
霧島山地の風下で
雨雲が発達し
山を越えて
県内に入ってくると
やや弱まっていますが、
それでも、
山に近い地域は
激しい雨が降り、
急激に河川も
増水しました。

また、山の低い所ほど
活発なまま
雨雲が流れ込んで
鰐塚山の効果もあって
鰐塚周辺でも
活発な雨雲が
かかりやすくなりました。

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