雨が多かった今月の締めくくりも雨が降りました

ノダっち

16年6月30日(木) 17:56

梅雨前線の活動が
一旦弱まってきています。

きょうも所々で雨が降って、
朝は、宮崎市内でも
近くでの落雷を感じる
雷鳴がとどろきましたが、
だんだんと
活発な雨雲は抜けていきました。

この雷の音に、
梅雨明け近しの予感を
少し感じた方も
いらっしゃることでしょう。

梅雨明けが近い時期には、
前線の南に入って、
活発な雨雲が
かかりやすいためでもあります。

とりあえず、あさってには
いったん
晴れ間が広がってきそうです。

週明けにかけて、
梅雨が明けた様な濃い青空が
広がる可能性もありますが・・・

実際に明けるのか?

は、少しおいておきます。


きょうの梅雨前線は、
午前中に県内付近に解析されていて、
前線が近かったこともあって
活発な雨雲もかかりました。

土壌雨量指数が高い状態で
局地的に雨も強まったため、
一時的に
串間市に土砂災害警戒情報も
出された時間があります。

前線が弱まりながら南下して、
気温があまり上がっていません。


衛星画像を見ると、
雲の帯が南北に立ってきていて、
西側には晴れの区域があります。

今夜以降、いったん
この晴れの区域に
入る時間があるでしょう。
(と、書いているそばから、
 宮崎市内は午後2時ごろから
 外が明るくなってきました。)

あすは、前線が次第に
九州の北に伸びてきそうです。

九州を北上して行くイメージを
持っていましたが、
きょうの資料だと
南下した梅雨前線は、
太平洋高気圧に弱められて
不明瞭になっていき、
午後にかけて
新たに北に伸びてくるように見えます。

南からの暖かく湿った空気が
午後にかけて強まって
午後を中心に
所により
にわか雨や雷雨がありそうです。

ただ、平野部を中心に
晴れ間が広がる可能性も
十分にあるとみています。

午後のにわか雨に気を付けながら
洗濯物を干せるチャンスもあるでしょう。

急な強い雨や落雷などにはご注意下さい。


そのまま、週末にかけては
太平洋高気圧が強まってきて、
来週のはじめにかけて
梅雨明けを思わせる空が
広がってくる可能性もあります。

ただ、きのうも書いたように
来週後半で
太平洋高気圧が再び弱まる
資料があって、
きょうはアメリカの資料も
同様になってきました。

また、
きょう発表された一ヶ月予報では、
「期間の前半は、
 平年と同様にくもりや雨の日が多い」
となっています。

これは、素直に解釈すると
この週末からの晴れで
そのまま梅雨明けとなる可能性は低い、
と読み解くことが出来るでしょう。

このタイミングでこの予報が出たのは、
発表する可能性も低いという
メッセージにも見えます。

資料を見ると、
いったん太平洋高気圧が
来週にかけては強まるものの、
2週目(9日からの一週間)に
太平洋高気圧が平均で
きょう程度に弱まる予想です。

2週目の気象台の予報では、
「平年より晴れる日が少ない」
予想になっています。

となると、もう一度
梅雨前線が南下してくる
タイミングがあるということになるのかな、
とも思うのですが、
「高気圧の縁を回る湿った気流の影響で」
とも書かれていて、
<梅雨前線の影響で>とは
書かれていません。

梅雨前線が南下してきて
戻り梅雨的に降る場合には、
雨が強まりやすい特徴がありますし、
前線が九州北部付近までの南下でも、
暖かく湿った空気で
ここ数日の様に局地的に
発達しやすい環境が
出来る可能性もあります。

梅雨明けが発表されるまでは
気を抜かないでおきましょう。

あすの週間予報でも、
また気象台の考えを
考察してみたいと思います。


さて、今月は、
先に出ていた長期予報が当たって
平年より
雨の量が多くなった所が多くなりました。

宮崎市は
昨日現在で平年の約1.4倍です。

また、きのうのOAでも話したように、
特に、最近の10日間で
雨が一気に多くなったのも特徴でしょう。

一ヶ月予報からは、
来月に関して、
明確な傾向は読み取れません。

いずれにしても、
来週以降の太平洋高気圧の盛衰が
カギを握ってくることになるでしょう。
さらに、フィリピン付近での
雲の動向も太平洋高気圧の盛衰に
影響を及ぼすものと思われます。
160630 午後4時半ごろの
MRTから
西の空

少し青空が
雲の切れ間から
見えてきました。

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