あれ?太平洋高気圧は?

ノダっち

16年6月20日(月) 17:33

土曜日の晴れ間を挟んで、
本格的な梅雨になりました。

日曜日から梅雨前線が
九州付近に伸びてきて、
活発になっています。

そして、
先週の資料ほど
実際には太平洋高気圧が
強まっていないようです。


土曜日は、広く晴れて、
午前中心と見ていた晴れ間が
午後まで続きました。

金曜日のOAでは
隠れているとしてお伝えした前線が
実際の土曜日の天気図には
しっかりと記載されて
次第に北上したようなのですが、
前線の活動が弱かったようです。

一方、日曜日は、
前線の活動が本格的になり、
北上傾向も弱くて
九州中部付近に停滞したため、
雷雨となりました。

しかし、宮崎市内は
5月9日以来の久し振りの雷です。

とくに、前線のすぐ南の
県南部に午前を中心に
活発な雨雲がかかりやすくなり、
警報が出た地域もあります。

午後は、
やや前線が北上傾向となって
予想通りに
所々で晴れ間も出たものの、
晴れたと思ったらすぐに雨が降るような
前線近くの南側らしい
空模様になりました。


きょうも、九州北部付近に
前線が解析されていますが、
その南側に
活発な雨雲の帯があって、
県内にかかりやすくなっています。

熊本地震の影響で
土壌雨量指数の基準が
引き下げられている椎葉村は、
土砂災害の警報が
出た時間もありました。

また、1時間に
50ミリを超える
非常に激しい雨

観測した所もあります。

落雷も頻発しましたし、
MRTの局内も、
無停電装置につながっていない
放送に関係しない部分で
停電が発生しました。

みなさんの周りでは
大きな被害は無かったでしょうか?

前線の南側で
暖かく湿った空気の流れ込みが
強まってきています。
九州の西側で
活発に雨雲が出来て発達し、
県内に入っても、
あまり弱まりませんでしたので、
解析された前線位置よりも
もう一本南にも
局地的に前線が出来たのでしょう。

この帯状の雨雲自体は
一旦北上傾向です。


今夜は、いったん
九州北部の方が
強雨の中心になって行きそうで、
その後、あす午前は
また南下してくる予想になっています。

南下してくるタイミングで
再び雨が強まりやすくなるでしょう。

あすも、午前を中心に
雨の降り方にはご注意下さい。


また、朝にOAでお伝えする情報の
確認もお願いします。

午後には、いったん
晴れ間が覗く所もありそうです。

ただ、あすも
晴れ間が見えても
油断できない空と
思っておいた方が良いでしょう。


また、今週中ごろに
強まりそうだった太平洋高気圧も
先週書いたアメリカの資料よりで、
気象庁の予想も
あまり強くない予想に変わってきました。

このため、水曜日から木曜日も
くもりマークに変わってきています。

前線が北に上がって
活動が弱まってくれれば、
少しは晴れ間が覗く可能性も
あるのですが・・・

ちょっと弱まらないと
総雨量の面で地盤のゆるみが
心配になってきます。

金曜日以降は、
再び活発な前線がかかりやすい資料です。

いずれにせよ、
奄美地方の梅雨明けは、
金曜日に書いた通りに
土曜日に発表されました。
(平年比11日早い)

ということで、
前線は、もうあまり奄美まで下がりません。
つまり、こちらが
梅雨の最盛期に
入ってきた
ということです。
防災の意識を
今一度高めておきましょう。
160620_1 きのうの朝、
宮崎市から
南の空に観えた
稲妻
160620_2 一方で
きのうの
午後7時ごろ、
夕立の後の様な
夏っぽい
夕暮れの空

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