ニョからニャへ!?

ノダっち

16年4月12日(火) 17:46

雨の可能性について
お話しておいて
良かったなぁ、
と思ったけさのノダでした。

きのう可能性を書いた通り
東風と上空の雲のコラボで
低い雲がかかって、
朝から粒の細かい雨を
所々に降らせたのでしょう。

けさの雨雲は、
レーダーに映らない位に
低い雲
でした。

上空の雲が抜けて、
雲の隙間が出来てくると
晴れ間が出て
気温も上がっているのですが、
風は冷たく感じます。

日が無かった午前は
よけいにひんやり感もありましたね。

さすがに、きのう
北日本では雪が降ったようで、
その余波も感じる風です。

あすは、再び、
九州の南に菜種梅雨前線
伸びてきます。

湿った東風と
この前線の影響で
次第に雨が降り出すでしょう。

ただし、あさってにかけて
通過しそうな低気圧の予想が、
結局、
南岸型メインの予想になってきました。

日本海にも別の前線か
低気圧がありそうなのですが、
こちらの影響は小さいでしょう。

南の方も、
今のところ予想図には
前線のみで低気圧までは
表現されていません。

というこうとで、
南から暖かい空気が
ガッツリ入る形でも無さそうです。

一方、低気圧発生を
示唆する資料もあるため、
出来た場合にはまた変わってきます。

ちょっと予報が
微妙な感じになってきました。

と書いていたら、17時発表の予報で、
木曜日は様子見ととれる
くもりマークに変わってきています。

あす、あさってと
新しい予報・情報でご確認ください。


金曜日には、
いったん晴れそうな傾向は
しっかりと続いています。


さて、きのうは気象庁から
エルニーニョがいま弱まってきていて、
夏には終わりそうだけど、
エルニーニョが終わった後、
今度はラニーニャ現象がおきるかも
と発表されました。

ラニーニャ現象は、
エルニーニョ現象の逆で
太平洋赤道東部の海水温が
平年より低くなる現象
です。

エルニーニョ現象の時には、
夏の気温が
平年より低くなる傾向が
統計的にはっきりあるのですが、
ラニーニャ現象発生時は、
西日本の夏の気温に関して、
ハッキリとした
統計的特徴はありません。


一方で、梅雨時期には
降水量が多くなる傾向
があります。
これは、防災面から考えると
大変気になる傾向です。

また、同時に資料の中で発表された
西太平洋熱帯域の海水温は、
夏にかけて
平年より高くなる予想
になっています。

海水温が高い効果で
ココで上昇気流が出来るようだと
その上昇した空気が
降りてくる日本の南で
太平洋高気圧を強める
作用をすることになるでしょう。
その作用は
日本に暑い夏をもたらす方向に
働くことになります。

上昇流が起きやすいということは、
熱帯で発生する雲の渦巻きが
発生しやすくなるかも、
という効果も、
降水量が多い傾向とともに
気になりますが・・・・

25日に
7月までの3ヶ月予報が
発表されますので、
そちらに注目してみましょう。







160412_1
エルニーニョ監視海域の
月平均海面水温の
基準値との差
(気象庁HPより)

折れ線グラフは
先月までの経過、
黄色の箱は
今後の予想。
(予想の中に
入る確率は
70%







160412_2
西太平洋熱帯域の
月平均海面水温の
基準値との差
(気象庁HPより)

折れ線グラフは
先月までの経過、
黄色の箱は
今後の予想。
(予想の中に
入る確率は
70%)







160412_3
きょうの
ノダ的標本木

もう葉桜ですが、
まだ花も
残っています。

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