熱低の空気と上空の寒気で雷雨

ノダっち

16年7月20日(水) 17:13

お伝えしてきた熱低ですが、
きのうの気象庁の予想では
きょうの日中にも
弱まって不明瞭になる予想だったのに対し、
実際は、きょうの日中も解析されていて、
あす朝も、
九州の南東海上に予想されています。

衛星画像で見ると
もう熱低らしき渦巻は
はっきりと確認できなくなって、
直接の影響はよく分からないですが、
宮崎市内でも、
昼頃に降った雨は、
この熱低に伴う雲だったと思われます。

一方で、
この熱低が持ち込んだ暖湿気や
上空の寒気、それに
午前からの日差しで
気温が上がったこともあり、
山沿いでは、昼頃から
発達した雨雲が出来始めました。
平野部にも流れ込んできています。

都城のアメダスでは
1時間に50ミリを超える
非常に激しい雨も
観測しました。
急に
道路が川の様になった所もありそうです。

雨雲の発生が山沿い中心で
平野部は弱いものが通過したので、
心配した高校野球は
2試合ほど問題なく出来たのですが、
第3試合が
午後の雷雨の影響で中断しました。
(午後4時現在、中断状態ですが、
 このまま再開されるか不明。)

今夜も、はじめは
道路の冠水や
河川増水などに警戒が必要です。

落雷や突風の発生にもご注意下さい。


あすは、上空の寒気が抜け、
熱低も南東に離れる分、
きょうより晴れやすくなりそうですが、
湿った空気も残って、
やはり気温が上がる午後は
上昇気流が起きてくるでしょう。
そうなると、
やはり夕立の可能性があります。
しかも、大規模にわきやすい状況です。

あすも、午後の
急な激しい雨にはご注意下さい。

黒い雲が湧き上がってきたら、
落雷の発生にも注意が必要です。

洗濯物も、
安心して干せない空模様になるでしょう。


太平洋高気圧は、
週末にかけてもまだしっかり覆うほどの
予想ではありません。

このため、週間予報も
曇り時々晴れがずらっと並んでいます。
晴れマークが目立ちますが、
安定した晴れではなくて、
夕立の様な
にわか雨も起きやすい晴れ

思っておいてください。

160720_1
正午の
衛星可視画像
(気象庁HPより)
160720_2
都城付近で
激しい雨が
降っていたころの
宮崎市から
南西の空。

太陽の方角に
分厚い雲が
あったため、
暗めになりました。

 

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