梅雨末期的な秋雨前線

ノダっち

25年8月7日(木) 16:45

立秋ということで、
梅雨前線と呼ぶにはふさわしく無く、
秋雨前線と読んだ方が
良い時期になるのですが、
おとなしい秋雨前線ではなくて
梅雨末期の性質をもった前線です。
 
きょうの明け方には
石川県に線状降水帯を発生させ、
日中も各地に激しい雨を降らせながら
南下してきました。
 
暑くなっている所に
南下してくる前線が怖いというのは、
常々お伝えしていますが、
今回もそのパターンです。
 
日中は九州でも雨が強まって、
県内にも北部から入ってきました。
 
県内は、
平野部で朝から晴れ間もあって
きょうも33℃前後まで
上がった所もありますが、
朝から雨雲がかかった
熊本県に近い地域は
30度に届いていません。
 
一方、午後は、
発達した雨雲がかかって、
県の雨量計で
1時間50ミリ以上の非常に激しい雨を
観測した所もあります。
 
解析雨量では
70ミリ以上の数字も見えました。
 
宮崎市内も夕方になって
かなり激しい雷雨になってきています。
 
 
前線は、あすにかけて
県内付近に予想されます。
 
とくに、あすの未明から朝にかけて
前線活動が強まりそうで、
前線の動きも大きく無さそうなので
その時間帯に雨雲が組織化すると
九州の東シナ海側を中心に
かなり嫌な降り方をするかもしれません。
その雨雲が県内にも
山沿いを中心に
流れ込む可能性もあります。
 
この辺りは出来てみないと分からない、
というのが今の予測の技術レベルです。
 
あすの午後は
活動が弱まりそうな
きょうの資料ですが、
果たしてその通りになるか、
ならなかったら雨量が多くなる
恐れもありますので、
あすにかけて
雨の降り方に注意が必要です。
 
朝にかけて、場合によっては
道路の冠水などを考慮して
早めの出勤などもおススメします。
 
雷の音で目が覚めたり、
激しい雨音で目が覚めたら
キキクルを確認して、
気象台からの情報などもご確認ください。
 
 
災害級にならないことを
祈りつつ、念のためお願いします。
 
 
土曜日には、
前線が活動を強めながら
九州を北上する予想で、
県内の雨は
山沿いが中心になって
平野部は晴れ間が出る可能性も
見えてきました。
 
一方、連休で
九州北部に行く予定の方は
ご注意ください。
 
月曜日以降、
さらに高気圧が強まる傾向で
前線を押し上げると
予想しています。
 
晴れ間が出てくると
暑さが強まりますので
平野部は週末以降、
山沿いも週明け以降、
再び厳しくなる暑さにご注意ください。
 
週末の前線の動きの予想を含め
またあすの新しい予想の確認も
お願いします。
 
 
なお、
きょう発表された一カ月予報は
16日以降、平年より
太平洋高気圧が強くて
晴れる日が多い予想です。
厳しい残暑の日が多くなる、
という予想と解釈します。
250807_1
朝は少し青空が見えて
西の空には
にょきッと雄大積雲も
見えていた
宮崎市の空です
250807_2
午後に県内にもかかってきた
発達した雨雲
(気象庁HPより)

県の雨量計では
時間50ミリ以上の
非常に激しい雨を
観測した所もあります。

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