ソメイヨシノはまだ時間かかります

ノダっち

16年3月15日(火) 17:30

気象台のソメイヨシノの標本木
観てきました。

第一印象は、
やはり「まだ固い」です。

つぼみの先から
黄色の部分は見え始めているものが
チラホラあったので、
確実に開花に向かって進んでいます。

この黄色が見え始めたもので
開花するのに
2週間~3週間かかる段階です。
宮崎の気温、日差しや
この先、
低温が続かない予想を考慮すると、
早い方を採用するのが妥当でしょう。

また、開花発表に使われる
最初に数輪咲くものは、
なかなかこの段階では
見つけられません。

過去の経験からすると
この段階で
進んでいると見つけられるものは、
2分咲きから
5分咲きくらいになる時に開くものです。
今年は、青空の下で
比較的つぼみを見やすかったので、
早めのつぼみを見られていると思います。

ということで、
2分咲きくらいになってくるとして
2週間後の29日ごろ、
そこから逆算して、
今月最後の週末前後で
数輪の開花が
出てくるでしょうか。
モモの開花状況から予想したものとも
一致します。
また、各社の予想とも
大きな差はありません。

ただし、
去年の3月14日の写真と比べて
全体的には
そこまで進んでいるものも少ない感じで、
やはり少し遅めに感じましたが、
大きく遅れているようにも見えません。
ここに少し早まる要素もあります。

去年の開花は3月22日で、
去年のこの後の気温経過と
今年のこの先予想される気温経過と
何となく似ています。
なお、
2月1日からの平均気温積算値は
去年が355.2度、
今年が427.8度と
今年の方が高いのです。
にもかかわらず
つぼみが遅れているように見えるのは、
やはり休眠打破の遅れでしょう。

3月に入ってから14日までの
平均気温の積算値は、
去年が130.5度、
今年が163.1度です。
やく4日分くらいの差があります。
スタートの遅れを
気温の高さで
取り戻してきている
のでしょう。

なお、WNIがきょう
各名所の開花予想を更新しましたが、
北部山沿いが少し遅れた他は
あまり変わっていません。
(北部山沿いで遅れたのは、
きのう書いた理由が考えられます。)

ということで、
県内の見ごろに関する見解としては、
きのう書いたものと変化ありません。

今月下旬の後半から咲き始めて、
来月の上旬に
キレイになる所が多そうです。
今月中のお花見は
早い所が多いと思われ
ます。


きょうはスッキリと晴れていて、
つぼみも見やすい空でした。

朝は、
やはり放射冷却で冷えたものの、
日中は、
ポカポカ陽気になってきています。

ただ、あすは
もう高気圧が中心を東に移し、
雲が増えてくるでしょう。

日中は湿った空気の流れ込みで
やや雲が厚みを増しそうです。
きょうのような
日差しの暖かさはないでしょう。

大きな崩れはありませんが、
山沿いを中心に、念のための
にわか雨に気を付けながら
洗濯物の対応も
頭に入れておいてください。


あさっては、
午前を中心に晴れ間が残って
午後から次第に雲が増えそうです。

金曜日は本格的に下り坂になります。

今のところ、
春一番を吹かせそうなほどの
低気圧の発達も予想されていません。

土曜日は午後から次第に回復に向かい、
日曜日から月曜日(振り替え休日)は
晴れ間が戻ってきそうです。

月曜日は、きょうくらいの
風の冷たさがあるかもしれません。

一方、10日予報の資料には
やはり来週も
天気が短い周期で変わりそうな
気配が見えています。


160315_1

ソメイヨシノ標本木の
サクラのつぼみ1

ちょっと先が黄色く
なってきたくらいの
硬いつぼみが
多かったです。




160315_2

つぼみ2

こちらは、
きょう見つけた中で
一番膨らんで
感じたもの

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