活発梅雨前線停滞中

ノダっち

16年6月29日(水) 17:20

この梅雨の最盛期に入ってきた
きのうまで最近10日間での雨量は、
えびの高原で1000ミリを超えた他、
えびの市加久藤が700ミリ超、
都城市や小林市、
日南市深瀬や椎葉村で500ミリ超の
大雨になっています。

きのうからの24時間でも
南部で200ミリを超えた所もあり、
きょうも午前を中心に
断続的に強まりました。

月曜日以降、
梅雨前線が九州付近で
南北の動きが小さくて、
同じところに雨雲がかかりやすく、
雨量が多く
なってきています。

鹿児島県の南西から
暖かく湿った空気が流れ込んで
霧島連山に向かって
雨雲が発達したため、
県内は、
鹿児島県に近い地域を中心に
雨量が多く
なりました。

しかも、画像欄に載せたように
台風にならなかった
熱低の雲を取り込んだとみられ、
前線自体も活発化
したとみられます。


今夜からは
いったんまた前線活動が弱まるものの、
あすの午前中は
再びやや強まりそうです。

あすの梅雨前線は
県内付近に予想されていて、
南西から
暖かく湿った空気が流れ込んできます。

前線付近を中心に
一時的ですが、
発達した雨雲がかかる恐れもあり、
あすも雨の降り方にも注意が必要です。

雨が強まってきた際には、
最新の情報をご確認の上、
身の安全をはかってください。


リンク集を置いておきます。

宮崎県内の注意報・警報(気象庁HP)

宮崎県の河川の水位(宮崎県河川課)

土砂災害警戒判定メッシュ(気象庁HP)


ただ、午後は次第に
前線の活動が弱まりながら南下して
雨雲が減ってきて、
夜には天気が回復してきそうです。

あさってには、
前線が北上して行く見込みで、
その時に、また雨雲がかかるでしょう。

週末以降は、
太平洋高気圧が強まってくる予想
で、
変化ありません。

来週中頃に
一旦しぼむ予想(気象庁)と
強い状態が続きそうな予想(アメリカ)と
少し予想は割れています。

梅雨の出口としては、
ココの見極め次第でしょう。

早ければ・・・
というのが見えてきています。

160629
月曜日の昼から
けさまで6時間毎の
衛星画像

梅雨前線の雲が
かかり続けていますが、
注目したのは、
フィリピンの東を
北上した雲です。

台風になるかもと
発表されていた
熱低の雲で、
大陸に上陸した後
梅雨前線の
雲の帯と一体化しました。

この熱低の雲も
加わったことで
より一層、
前線が活発化
していると思われます。

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