また週末はさみの寒気南下へ

ノダっち

16年2月12日(金) 17:22

9時の気温と風の分布が
くっきりと相対関係が見えて
オモシロかったので、
画像欄に載せておきます。

まずは、
そちらをご覧になって見てください。
パッと見て気づかれますでしょうか?

南寄りの風が吹いたところと
そうでない所の気温差が
ハッキリと出ている
のです。
南東方向から風が吹いたところは、
暖かい空気が流れ込んで
15度を超えていたのに対して、
この風が届いていない所は
10度前後しかありませんでした。

これがもう少し強まれば
春一番と認定されたことでしょう。

一方、南海上では
東海上に抜けた
高気圧の縁を回る湿った空気が
雨雲を作っていて、
この雲が南風にのって
午前中から県内の所々に
時おり流れ込んでいます。

まだ、まとまった雨を
降らせるものではないですが、
地面もしっかり降れるくらいに降って、
きのうの予想よりは
日中も強いものに感じました。

雨は降っていますが、
やはり寒さは弱いです。

この雨雲の存在と
強い風の影響によって、
H2Aロケットの打ち上げは
延期
されました。
午後4時現在、
新しい打ち上げ予定の
発表が無いものの、
あすも難しいでしょうから、
最早で日曜日でしょう。


あすは、前線の南側に入ります。

南から
流れ込む暖かく湿った空気で
きょうよりも
やや活発でしっかりした雨雲が
かかりやすいでしょう。

とくに前線が近くなってくる午後は、
山沿いを中心に
局地的に発達した雨雲が
かかる可能性があり
ます。

急な強い雨や
落雷、突風の発生などに

ご注意下さい。

また、沿岸部を中心に
風が強まる可能性もあります。
規定以上に風が強まれば
春一番の発表があるかもしれません。

あすも、雨雲を発達させる
春の空気が流れ込みますので、
雨の割には気温が高めの一日です。
とくに、
日中に止み間が多くなった所は
気温が上がりやすいでしょう。

日曜日は、
朝までに前線本体が抜けて
天気は平野部を中心に
回復に向かうでしょう。
山沿いほど
西風による低い雲の
かかりやすい空が続きそうです。
また、引き続き、
夕方から夜に
寒気南下前の気圧の谷で
不安定になる資料があります。
いったん回復しても
油断しない方が良いでしょう。

日中に日差しがあれば
だいぶ暖かくなると思います。
日本海で低気圧が急速に発達するため、
風が強まる可能性もありますので、
最新の注意報をご確認ください。

この風と高い気温で
花粉が本格的に飛ぶ可能性もあります。
花粉症の方はお気を付けください。

午後は次第に風が冷たくなってきて、
夜以降、寒気の南下が
本格的になってきそう
です。

月曜日の上空1500mの寒気予想は
きのう書いたものよりも、南下が
やや早まったように見えるものの、
ピークの強さは
きのう書いたものと変化ありません。

日曜の夜で、九州北部が0度以下で、
月曜の朝には、-3度線が南岸にあり、
県内を-6度線が通ります。
-9度線は熊本県境付近です。
月曜日の夜には、
-6度線が種屋久付近まで南下して、
-9度線が
県内山沿い付近に予想されています。

もちろん、
先月の強烈な寒気に比べると
そこまでの強さはないのですが、
落差でいうと引けを取らないでしょう。

月曜日は、
朝の冷え込みが
それほど強くないかもしれませんが、
冷たい風が吹いていて
昼間の気温が上がりにくく、
夜にかけて寒さが強まりそうです。

しっかりと暖かくしてお出かけください。

きょうの週間予報ベースですと、
日曜日の最高気温から
月曜日の最高気温の差は
10度も開いています。
急激に気温が下がるときは
体調を崩しやすくなるタイミングです。

くれぐれも体調管理にご注意下さい。

火曜日の朝の冷え込みは、
風が止むかどうかです。
風が弱まれば、
冷え込みが強くなるかもしれません。
月曜日にお伝えする
新しい予報をご確認ください。


それにしても、この冬は
週末を挟んでの
寒気の流れ込みが多い気がします・・・


160212

午前9時の
アメダスによる
風と気温
(気象庁HPより)

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