再び見送り

ノダっち

16年5月25日(水) 17:39

きょうも、
しっかりと見送っています。

この見送った球が
ボールだったか
ストライクだったか、
すぐには分からないのが
梅雨の入り口
です。

さて、いかに。


きょうは、朝から
雨が降ったり止んだりしていて、
延岡市付近には
午前中に活発な雨雲もかかりました。

これで梅雨に入ったかな?
と思われたかもしれませんが、
発表は見送られています。

理由は、きのう
「気象台がどう判断するか」
とお伝えした事項で、

あすの夕方以降、
天気がいったん回復しそうなことと、
31日以降に
晴れる時期がありそうなことです。

ということで、このままの
予報の傾向が続くと
6月までずれ込むことになる
でしょう。

きのう「梅雨の晴れ間とすればよい」
と書いた方向では
判断がされなかったようです。

まぁ、それはそれで納得です。
そういう考え方もあるでしょう。

ただ、雨は増えてきています。
きのう書いたように
みなさんで感じられた感覚も
大切にしてください。


きょう発表された3ヶ月予報では、
来月の雨量は
平年並みか平年より多い予想
です。

やはり、大雨の災害は
気になる予報
になっています。

また、6月の気温も
平年並みか平年より高い予想
ですので、
南からの暖かい空気が
流れ込みやすいとなると、
雨雲が発達しやすくなるのも心配です。

一方、7月は前半まで
くもりや雨の日が多く
後半は晴れる日が多いとなっていて、
梅雨明けは
平年並み(7月14日)前後で
考えておきます。
7月の気温は
ハッキリとした傾向が無く、
降水量が
平年並みか平年より多いので、
前半でのまとまった雨に要注意
です。

8月は、平年並みに
晴れる日が多い
予想になりました。
気温は、平年より高い予想です。
南に太平洋高気圧が張り出しやすく
県内でも
気温が上がりやすいでしょう。
夏のレジャーは
しやすいかもしれませんが、
熱中症には要注意になっています。


と、思考を先に
梅雨明けの方まで飛ばしたのですが、
まだ梅雨入りは発表されていません。

その要因になった
あさってにかけての空模様ですが、
あすにも
晴れ間が出てくる可能性もある
資料になっています。

ただ、あす日中にかけては
所々で急な雨もあったりと
不安定な空模様になりそうです。

晴れ間が見えても、
傘を持っておいた方が安心でしょう。
ただ、早めに前線が東へ離れれば、
さっさと天気が回復するかもしれません。
その傾向を示す資料もあります。

とくに、夕方以降は
南部を中心にしっかり晴れてきそうです。

朝にかけての気温が高いため
雨の止み間で
昼間に少しでも日差しが出ると
グッと気温が上がってくるでしょう。
遅れていた
県内の初真夏日が出るかも、
注目
です。

とくに
早めに天気が回復した場合には、
熱中症などにも気を付けましょう。

なお、きょうが
2000年以降では
最も遅い初真夏日の日(2002年)
でしたので、
今世紀に入って最も遅い
県内の初真夏日になるのは
確定
となっています。

2002年より遅かったのは、
1995年の
5月27日と言うのがありました。
ちなみに、さらにさかのぼると、
88年以降では1度だけ
1990年に6月まで
ずれこんだ年もあったようです。

以前に書いてきたものの続きも
メモとして残しておくと、
98年が5/12、97年が4/29、
96年が5/22、95年が5/27、
94年が5/1、93年が4/23、
92年が5/4、91年が5/18、
90年が6/10、89年が5/27、
88年が5/18でした。


なお、あさってにかけて
回復しそうな資料になってきたため、
その分、週末の崩れが
早まってきそうです。

週明けまでは、
雨が降ったり止んだりで、
梅雨前線の影響を
受けやすい状態が続きます。
そのタイミングが
まだブレが出ていますので、
あすの新しい資料でも
検討していきましょう。

来週火曜日頃からは
いったん高気圧に
覆われやすくなりそうです。







160525_1
九州南部の
3ヶ月予報
(気象庁HPより)







160525_2
3ヶ月予報の
解説資料
(気象庁HPより)







160525_3
正午の天気図と雲

きのうOAで
お見せした梅雨前線と
大きく変わって、
ノダが隠れた前線がある
とうっすらと表示した
前線の位置になりました。

でも、実は
この方が納得なのです。

この前線の位置は、
大陸からの乾いた
高気圧の空気と
東海上の
湿った空気の高気圧の
違った空気が
ぶつかっている場所で、
昔、気象予報士を
とる時に勉強した
梅雨前線を描くときに
基本となる方法だと
ココになるのでした。

ということで、
きのうは
全国放送でも
この辺りに
前線らしきものとか
気圧の谷とかを
示していた
予報士さんもいまいた。

逆に、きのうの
気象庁が描いた
梅雨前線の位置は
基本とは違ったので
理解が難しいものでした。







160525_4
きょうから
気象庁のサイトで
公開が始まった
ひまわり8号が
観測した
海面水温画像
(気象庁HPより)

黒潮の蛇行が
ハッキリと
見えています。

「ひまわり8号が観測した
データから算出した
海面水温で、
「09時から20時まで」と
「21時から翌日08時まで」の
各期間の毎正時に
観測した水温の最高値」
が色を付けて表示されている
とのことで、
コチラの図は
日本時間
5月23日
午後9時から
24日午前8時です。

白い部分は、
雲がかかって
ひまわりから
海面が観測できなかった
エリアになります

12時間毎に
更新されるようですし、
漁業関係の方など
利用価値がある
情報になるでしょう。

こちらです。

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