大寒の大寒波が来そう

ノダっち

16年1月21日(木) 17:42

一年の暦の中で
きょうの大寒と7月の大暑は
特にうまく出来てるなぁ、
と思うことが多いです。

この冬は
暖冬傾向で始まったのですが、
寒の入りに入ってからの寒さ、
そして、きょうの大寒を迎える寒さと
暦通りに入ってきました。

そして、大寒の大寒波は
週末から週明けです。

この資料には変化がありません。


朝にかけては
よく晴れて
予想通りに放射冷却が効き
冷え込みが強まった
所が
多くなりました。

五ヶ瀬町鞍岡では
-8.1
まで下がって
今シーズンの
県内最低気温を更新
しています。

また、高千穂や神門、延岡などで
今シーズン一番の
冷え込みになりました。

一方、昼間は
沖縄付近にある低気圧や前線の
北に連なる気圧の谷の雲がかかり
日差しがホトンドなくなっています。
昼の気温が上がりにくく
日差しの温もりも無かったため
余計に寒々しく感じられたでしょう。

きょうの最高気温は、
この冬初めて、
県内全域で一桁に
なりました。

レーダーでは
高いところのものと思われる
雨雲も捉えていて
所々で弱い雨、あるいは雪が
パラパラチラチラしているようです。

あすは、
朝晩を中心に雲が多いものの、
一旦気圧の谷が抜け、
日中に晴れ間がありそうです。
少しは日差しの暖かさが
感じられるでしょう。
朝の冷え込みは
きょうより若干緩みますが、
山沿いは氷点下に下がる見込みで
雪が残っている所は凍結要注意です。

あさっては
午前中に気圧の谷が通過して
不安定になり、
また雨や雪が所によって
パラパラチラチラの可能性があり、
午後からは
冬型の気圧配置になってきて
平野部を中心に
晴れ間が出てきそうです。

土曜日の夜には、
上空1500m付近で-6度以下、
今週火曜日と同じくらいの
寒気に戻り
ます。
宮崎市内でも、
時おり雪がちらついた火曜日です。

ただ、今度は更に下ります。

24日日曜日の朝には
1500m上空で-9度以下の寒気

なってきそうです。

さらに、夜にかけて強まる資料もあり、
こちらはあす、
また検討することにします。

週間予報は、
気象台が発表のものでも
雪マークがついてきました。

平野部に
雪の予報が出ること事態が珍しいので、
週間予報に雪マークが出ることも
なかなか貴重
です。

最近で、宮崎市内で
まとまった雪が降った例として、
2010年の大晦日があります。
ノダは、残念ながら
帰省中だったのですが、
SNSでたくさん投稿された
当時の宮崎の雪景色は
よく覚えています。

また、
直近で1センチ以上の積雪を
気象台で観測したのは
2005年の12月22日です。

この時の寒気に比べても、
上空1500m付近の寒気は
今回がやや強め
になる
可能性があります。

ただ、一方で
5500m付近の寒気の強さは
当時のものよりも弱めの予想です。
そうなると、
雪を降らせる雲が
あまり発達しない可能性もあり、
平野部に流れ込む雪雲は
あまり強くないかもしれません。

また、あすの資料で検討してみます。

いずれにしても、
日曜日はかなりの寒さでしょう。

最高気温は4度の予想が出ています。

宮崎市で
最高気温が4度台になると、
2011年の1月16日以来
で、
さらに少し低く
3度台までしか上がらなければ
1977年2月16日以来という
かなり久しぶりの寒さになる
可能性もある状況です。

なお、1977年の2月16日は、
沖縄で唯一、久米島で
公式に雪が観測された前日でもあります。

さらに月曜日の朝は
晴れてくるかどうかで
放射冷却が加われば
ぐっと冷え込むのでしょう。

また、あすも詳しくお伝えしていきます。


160121_1

けさの最低気温
(気象庁HPより)




160121_2

午後3時までの
最高気温
(気象庁HPより)




160121_3

きのうの
えびの高原と
韓国岳
(平崎カメラマンより)

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