被災地を襲う激しい雨

ノダっち

16年4月21日(木) 17:31

最初の震度7が観測されて
一週間
になるきょう、
活発な前線がかかってきて、
発達した雨雲が
九州西海上で発生して
次々と九州に流れ込みました。

九州の西海上では、
テーパリングクラウドと呼ばれる
積乱雲が次々と
同じ場所で発生する形の雲が
衛星画像に写っていたため、
大雨の影響をかなり心配した
関係者も多かったかと思います。

震度7に見舞われた
熊本県の益城町でも、
強い雨を観測していて、
3時間雨量が
4月の観測史上最大にもなりました。

雨が止んで、あすにかけて
新たな2次災害などが
発見されないことを願います・・・・

一方、あすは回復して
あさってになると
また午後から
下り坂に向かいそうですので、
ぜひともあすの貴重な晴れ間
出来る範囲での
復旧が進めばとも願う所です。


県内にも
朝から断続的に雨雲がかって、
とくに午後は
発達した雨雲も流れ込みました。

椎葉村では、
1時間に30ミリを超える
激しい雨も観測されています。

午後3時前に
高千穂町と椎葉村に、
基準が引き下げられている
土砂災害に対する
大雨の注意報
が出されました。

何も起きていなければよいのですが・・・

今夜には
次第に雨が弱まってきますが、
今後、県内で心配されるのは、
(熊本県でも同じですが、)
これから来週にかけて
地面にしみ込んだ雨が
抜けきらないうちに
次の雨が降ってきそう
ですので、
もろくなった地盤の雨もしみ込んで
そこにさらに雨が降ることで
弱い雨でも地盤が緩みやすい
状況になってくることです。

県内でも、とくに北部山沿いなど
基準が
引き下げられている地域を中心に
来週にかけて、
注意報などの発表状況に
敏感になってください。


あすは、上にも書いたように
一旦晴れそうです。

朝晩を中心に
雲が多めの所もありますが、
日中は各地で日差しがあるでしょう。

有効にお使いください。

日差しが戻る分、
気温も上がりそうです。

土曜日は、
次第に雲が分厚くなってきて、
日曜日にかけて
下り坂になりそうです。

雨のタイミングも
少しズレています。

この辺りは、
南海上の前線の動きが
読みにくい所でもあるため
あすの新しい予報でも
確認していきましょう。


ところで、きのう、
すごい勘違いをしていまして、
一ヶ月予報のことを書きましたが、
一ヶ月予報が発表されたのは
きょうです。

土日の出勤などで、
曜日感覚がおかしくなった
瞬間があったと思われます。

申し訳ありませんでしたm( _ _ )m

ということで、
きょう発表された一ヶ月予報でも、
大きな違いはありません。

やはり、
平年より晴れる日が少なくて
気温は平年より高い予想です。

GW中も晴れ間は
長続きしないでしょう。

きのう10日予報で
来週後半に晴れ間の可能性が
予報されているものがあると
お伝えしたように、
きょうの週間予報でも
それが見えてきました。
ただ、これも長続きしないような
資料になっています。

雨が断続的に多くなればなるほど
地震による
揺れの強かった所への
影響が心配です。

降った後で
しっかりと晴れる期間が
ある程度出来て、
雨降って地固まる、と
なれば良いのでしょうが・・・

余震の発生状況は
きょうになって
やや落ち着いてきたようにも
見えるのですが、
この一週間は、
落ち着いたと思ったら
少し離れた所で
また大きく揺れて
というのが繰り返されて
完全な収束に向かう状況が
見えない日々でした。

この流れがこのまま続くのか、
もう少し慎重に
推移を見守る必要があるのでしょう。
まだ、油断できません。







160421_1
午前の
熊本県にかかった
活発な雨雲
(気象庁HPより)







160421_2
午後の
県内に流れ込んだ
活発な雨雲
(気象庁HPより)







160421_3
午前10時の
衛星画像
(気象庁HPより)

黄色の丸で
囲った部分で
活発に
積乱雲が
出来ていました。







160421_4
改めまして
最新の
一ヶ月予報です。
(気象庁HPより)

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