この寒気の後続がない!?

ノダっち

15年12月3日(木) 17:15

また、この時期らしく
寒くなってきましたが、
来週は寒気の南下が無さそうな・・・

そんな資料と
一ヶ月予報になっています。


きょう発表された一ヶ月予報は、
この先一ヶ月の平均気温が
平年より高い可能性が70%と
高い数字
が出ました。

週別に見ると、
1週目(~11日)が80%、
2週目(~18日)が70%となっています。

気象庁HPで公開されている
予想される気温の見通しを見ると
2週目で先月下旬から今月上旬並み(今)
くらいで予想されているようです。

今の寒気が抜けた後は
しばらく寒気の南下が
無さそうだとも解釈できます。

寒くないのは助かる~、
ってことではなく
て、
この時期、寒気がしっかり入らないと
県内では晴天になりやすい
冬型の気圧配置が続かない
ため、
天気は不安定になりやすく
日差しが減って
しまうことになるでしょう。

県内では、
大根干しなどの農家さんなど
かなり困られるでしょう。
洗濯物も、乾きにくい日が
増える可能性もあります。

この高温予報の原因の一つには、
日本の南にある太平洋高気圧が
強く予想されているためです。
実際、今も
沖縄のすぐ南にまで張り出していて、
きのうの沖縄県では
28度の最高気温まで出ました。

これによって
この高気圧の縁を回って
南からの暖かく湿った空気が
北上してきやすい状況で
低気圧や前線が発生しながら
近くを通りやすくなる
可能性があるのです。

しばらく、寒気がたまったら、
先月末から今週のように
また南下してくるタイミングも
考えられますが、
来週の青太に目を向けると
この予報も
かなり不安なものになります。

きょうの10日予報の資料では
来週後半に
寒気の南下が
はっきり見えなくなりました。

まだ、予報が新しくなるたびに
変わっているので
今後も新しい資料で
変わってくる可能性もありますが、
きょうの一ヶ月予報は
この傾向を支持するものになっています。


気温が高い傾向は、
いよいよあす今期のオープンを迎える
五ヶ瀬ハイランドスキー場

なかなか頭が痛いでしょう。

ライブカメラを見ると、
もうゲレンデが
出来上がっているようです。
今夜からあすにかけては
天然の新雪が加わる可能性もあり、
氷点下になって
降雪機も動かせるでしょう。


それだけ、上空には
あす朝にかけていったん
真冬の寒気
が流れ込んできます。
先週並くらいか
先週よりやや弱めの予想で
変化ありません。

きょうの県内は、
冷たい西風が強まっていて
午前は広い範囲で晴れましたが、
午後は寒気による雲が
山沿いを中心にかかっています。

平野部も時おり日が陰って
冷たい風と共に
寒さを感じられているでしょう。

あすは、平野部で冬晴れですが、
山沿いは寒気の影響で
雲が広がりやすい予想です。
熊本県に近い地域を中心に
時雨たり、にわか雨があったりして、
標高が高い所では
雪が降る可能性もある寒気になります。

あさっては、
冬型が緩んできますので、
広い範囲で晴れるでしょう。
朝までに雲が少なくなれば
放射冷却が効いて
冷え込む可能性もあります。

一方、気が抜けないので
新しい予報の確認をお願いしていた
日曜日は、晴れマークが消えました。

南海上を低気圧か前線が
月曜日にかけて
通過しそうなのですが、
この雲が
どこまで北に盛り上がってくるか、
今の段階ではまだはっきりしません。

月曜の雨マークが前倒しにならないか
今後の変化に注目です。








151203_1

昼過ぎの大淀川

強い西風で
川面が波立っていて
空にも
所々に鉛色の
雲が見えました。










151203_2

正午の北半球の
衛星画像
(気象庁HPより)

沖縄付近の雲の帯は
ずっとインド付近まで
連なっています。










151203_3

一ヶ月予報の
気温の見通し
(気象庁HPより)

予想の中心は
2週目で
11月下旬から
12月上旬が
予想の中心に
見えますが、
幅がありますので、
下ブレする時期が
出る可能性も
捨てきれません。

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