秋の夕立

ノダっち

15年9月9日(水) 18:06

宮崎市内は、
なかなかに、
激しい夕立がありました。

夕立は夏の季語なので、
秋に使うのは不適当かもですが、
現象としては
夕立というのが適当かと思います。


宮崎市内は、朝から
スッキリと青空が広がっていたのですが、
昼頃からもこもこ雲が増えてきて
昼を過ぎて急に雨雲が湧き上がり、
上空の北風に流されて
だんだんと南に移動しました。

予想通りに
上空の寒気が影響して
局地的に雨雲が発達したかたちです。

午前9時の
鹿児島上空5800m付近は
-7.9度で
正午の宮崎市は29度ほど
気温があったため、
上空との温度差が35度くらいに
広がっていて、
大気の状態が不安定
でした。

宮崎市での時間雨量は
県の雨量計で
20ミリちょっと程度で、
激しいといえる雨量ではなかったですが、
短時間の雨の強度としては
激しいを超えるものでした。
あれが、1時間続いていたら、
冠水などが発生した可能性があります。

そんな雨からも、
注意して空を見ていた方は
洗濯物も助かったでしょう^o^;

雨の後、
だいぶ涼しい風も吹きましたね。

ただ、局地的でしたので

えっ!?雨が降った所があるの!?
という方もいらっしゃるでしょう。


残念ながら、
この雷雨で落雷にあい
怪我をされた方がいらっしゃるようです。

いまの予報技術では
どこで雷雲が発達し、
どこで落雷があるということは
予測できません。


ただ、そういう恐れがあるときは
雷注意報が発表されます。
この雷注意報の発表に関しても
昔よりも
かなり的確になってきたと感じていて、
注意報が出ていたら
どこかでそういったものが起きる可能性は
高い状況が予想される状況です。

以前も書きましたが、
晴れているのに雷注意報が出る状況は
そういった雲が
発生する可能性を示しています
ので、
空模様の変化に注意をしてください。

また、前日の予報で
雷の可能性もお伝えしていた時には
より一層、注意報の発表状況を
気にしていただければと思います。


あすは、寒気の軸が
次第に東に抜けていきそうです。

きょうよりは
大気がやや安定してきますが、
それでも上空には冷たい空気があり、
よく晴れて
地面の温度が上がるなどして
上昇気流が出来ると
やはり局地的に
急に雨雲が出来る可能性は
否定できません。


その辺りの可能性が、
南部の午後の降水確率20%に
現れています。

あさって以降も
晴れマークが並んでいますが、
急な雨の可能性は
否定出来ない日が続きそうです。

そして、きょうの資料だと
来週中頃からは
九州付近に
また秋雨前線の気配が見えてきました。

来週末からは
5連休という秋の大型連休になるかたも
いらっしゃるかもしれませんが、
新しい予報をご確認下さい。







150909_1
朝のMRTから
南西の空

鰐塚山も
くっきりでした。







150909_2
昼になると
もくもくとした雲が増えて
この雲が
次第に成長していき
不安定を
感じさせられました。







150909_3
午後1時過ぎの
レーダー
(気象庁HPより)

局地的でした。

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