予想は難しい

ノダっち

15年5月29日(金) 17:16

すでに、
ニュースなどでご存じの通り、
鹿児島県の口永良部島
噴煙が9000m以上まで上がる
噴火が発生し、火砕流も発生。
気象庁が噴火警戒レベルを開始して以来、
初めてとなるレベル5が発表されました。

今回は
レベル3の状態で発生した噴火で、
いきなりのレベル5になったのすが、
レベル3だったおかげで
あらかじめ危険地域に人がおらず、
助かった面もあるのかもしれません。

しかし、
レベル4を飛び越えてのレベル5です。
やはり火山の噴火の予想は
難しい
ことを感じさせます。

今回の噴煙は
主に南東方向に流れたため
県内への影響はありませんでした。

屋久島のすぐ西にある島ですので、
上空が南西風や南風になった時には
今後、県内が
風下に当たる可能性もあります。

今後、どのような
噴火形態となるのかよく分かりませんので、
念のため推移を見守りましょう。


一方、けさの宮崎市内の雨も
予想は難しいものでした。

昨日の予想で、
「にわか雨の可能性」はお伝えしましたが、
にわか雨どころか
土砂降りの時間帯もあって、
予想以上に降ってしまった印象です。

予想以上に、東からの
湿った空気の流れ込みが強く、
海上で発生した雨雲が
流れ込んできました。

一方、北部は朝から晴れてきていて、
宮崎市内も
昼前には青空が広がって
空気が澄んでいる分、
日差しをかなり暑く感じます。

朝から日差しが多くなった北部は
気温自体も上がるのが早く
加久藤や西米良で真夏日になりました。

このまま、あすの午前にかけては
雲が広がりやすいものの、
時おり晴れ間もありそうです。

ただ、あすの午後は
次第に天気が下り坂に向かうでしょう。

梅雨前線が夜にかけて近づいて、
夜からあさって朝にかけて
前線上の低気圧が
九州南岸を通過する予想になりました。

昼頃からは雲が厚みを増してきて、
早いところでは昼頃にも弱い雨雲がかかり、
夕方以降を中心に
本格的な雨
になりそうです。

低気圧が近くにある時間帯には
南から暖かく湿った空気が流れ込んで
雨雲が発達しやすい
状況になる恐れ
があります。

急な強い雨や落雷の発生などに
ご注意下さい。


少し防災意識を高めて
最新の気象情報の確認もお願いします。

日曜日の日中には
低気圧が東へ抜けそうですので、
天気が回復に向かう流れでしょう。

低気圧の西側の前線が
南下していけば早めに回復して
晴れ間が出てくる可能性がもあるものの、
前線があまり南下せずに
気圧の谷が残ると
雨がしつこい可能性もあります。
まだどちらとも判断しずらいです。

この辺りも新しい予報でご確認ください。

来週の月、火にも
晴れ間がありそうですので、
この週末には
梅雨入りを発表しにくいかもしれませんが、
月・火も曇りがちということになってくると
発表されても不思議ではありません。

梅雨入りが発表されそうな本命は
来週の後半ですが、
WNIの週間予報では
金曜日から晴れマークになっています。
気象庁の資料では
前線が近くにありそうなのですが、
海外の資料では
前線を再び南下させているものもあるのです。

この辺りをどう判断するかが
梅雨入り発表の決め手になってくる
でしょう。

こちらも、まだ先の
微妙な前線の動きに左右されますので、
なかなか難しい予想です。

週間予報が難しい季節になってきたことも、
梅雨っぽさとも言えますでしょうか。

いずれにせよ、
もう梅雨前線の影響は出ていて、
雨が強まる可能性も出て、
雨の季節になってきつつあります。

雨への備えはしていきましょう。







150529_1
晴れてきた
昼前のMRTから
南西の空







150529_2
口永良部島の
火砕流とみられる
黒煙
(気象庁HPより)







150529_3
桜島の噴煙が
鹿児島市内に
流れ込んでいました。
(気象庁HPより)

きょうは
桜島も活発でした。

今年に入ってからの
山体の膨張と見られる
データ変化が
引き続き観測されていて、
大規模な噴火の
発生が心配されます。

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