雨雲を連れ去って

ノダっち

15年9月24日(木) 18:04

昨夜は、
県内に活発な雨雲がかかりました。

前線の活発な部分の通過に合わせて
県内に流れこんだ湿った空気が
平野部を中心に発達したのです。

とくに、きょうの未明には
延岡で時間60ミリを超える
非常に激しい雨が降り、
3時間でも100ミリに達する
キケンな降り方をしていました。
所によって
冠水が発生した可能性があります。

ただ、この前線は
朝には東に抜けて、
前線がしっかりと
雨雲を連れて行ったようです。

日中は比較的青空が多く広がり、
洗濯物もよく乾く空になっています。

東シナ海に前線から離れた低気圧が
取り残されたものの、
こちらは弱くて動きも遅く、
県内には影響してきていません。
(衛星の可視画像で見ると、
渦巻きが見えますが、
赤外画像では見えず、
下層の雲で構成されていて
発達した雲は伴っていないようです。)

日差しが多く出ましたので、
気温も上がって
30度前後まで上がった所もあります。

都城は今月12日目の真夏日です。
どちらかと言うと、
いつもよりも早めに秋が深まって
涼しいイメージもある今月ですが、
都城の真夏日日数は
ほぼ平年並みになってきています。

ただ、やはり午後3時を過ぎて
北部の内陸を中心に
雨雲が再び出来てきました。


あすは、
きょうよりも前線が離れそうです。

東シナ海に取り残された低気圧も
さらに不明瞭になるでしょう。

湿った空気があるため
雲は広がりやすいものの、
やはり晴れ間もありそうです。

日差しが多くて
気温が上がるほど、
午後に上昇気流が起きて
局地的な雨雲が
山沿いを中心に出来る可能性はあります。

急な天気の変化にはお気を付け下さい。

週末は、
南の秋雨前線の位置次第です。

この前線の位置を決めるのは
台風の動向ということになってきます。

台風21号の予報は、
きのうは東西どちらかわからないという
予想でしたが、
きょうの資料では
西進傾向でまとまってきました。

気象庁予報でも
西進の傾向ははっきりしています。
ただ、まだ南北の幅がある予報です。

きのうも書きましたように、
台風の東側では
秋雨前線に台風の東を北上する
熱帯由来の暖かく湿った空気が
流れ込むため、
秋雨前線が活発化しやすくなります。

台風が南寄りに西進すれば
前線も九州付近では
南に伸びて
影響が小さそうですが、
北よりに西進した場合には
前線が北上傾向となり、
影響を受けるかもしれません。

この辺りは、今後、
まだ注意してみていく必要があるでしょう。

また、現状で、
動きがかなりゆっくりになっているのも
気になっています。
向きを変える時に
動きが止まることがあるからです。

新しい予報もご確認ください。

今のところ、週間予報では
秋雨前線の影響も
大きく見積もられていません。

南を離れて通れば、
十五夜のお月見も
運動会も大丈夫ですが・・・

あすお伝えする
新しい予報もご確認ください。

また、海には
あす以降もうねりが入りそうです。
海のレジャーは
急な高波にお気を付けください。







150924
昼前の
気持ちよく晴れた
宮崎市の青空

投稿月