12年ぶりの4月のシオカラトンボ

ノダっち

15年4月23日(木) 17:50


こうして
薄い雲が出やすいのも、
春らしい天候といえるでしょうね。

きのう解説したように、
春の移動性高気圧は背が低いため、
高気圧の上を進んでくる雲が
かかってきやすいのです。

そして、コレがかかってくると
楽しみがあります。
きのう出るかもとお伝えした日暈ですが、
やはり見えました。

日暈と言えば、
天気が下り坂に向かう
サインになることも多い現象ですが、
今回は、はっきりと
下り坂に向かうことは無さそうです。

薄雲を通して日差しも十分にあって
最高気温は、22~25度前後でした。

ココの所、平年並みか
平年より高めの気温の日が
続いてきているためか、
きょう、気象台から
シオカラトンボの初見が発表されています。

平年より20日も早く、
去年より16日早い観測です。
過去最も早いのは
4月15日という記録があるそうですが、
5月に観測されることが多く、
4月中の観測は2003年4月28日以来で
12年ぶりという早さ
になりました。


あすも、
薄い雲がかかりやすくなって、
日差しが弱まる時間もあるかもですが、
雨雲に変わってくることはないでしょう。

引き続き、帯状の高気圧圏内で、
下層には雲が出来にくい状況です。

上層雲の状況によっては
あすも日暈が見える可能性もあります。

この時期らしい陽気も続きそうです。
内陸は朝と昼の寒暖差も大きいでしょう。
北部山沿いは、きょうも
霜注意報が出されました。
農作物の管理にご注意下さい。

月曜日までは、
この帯状高気圧圏内
の状況で
南海上の前線が
北上する気配もないため
この週末はお出かけ日和でしょう。

一方、来週の中ごろは
前線が北上する気配があります。

気象台の週間予報では
30日に雨マークですが、
WNIの予報では
29日に雨マークがついています。

気象台の予報も
29日がくもりマークで様子見ですので、
このあたりは
どちらかの辺りで
雨が降りそうだと思っていていいでしょう。

一方、
きょう発表された一ヶ月予報では、
この先は、
周期的に天気が変わるものの、
平年より晴れる日が多い
という
予報になりました。

来週の中ごろに雨が降った後は、
連休中にかけても
再び晴れる日が多いと解釈できます。

10日予報でも、全国的に
晴れマークが目立っている状況です。
あすは、4日までの予報が出てきますので、
OAでお伝えできると思います。
ご確認下さい。


なお、きょうから
降灰予報の新しい形式による
詳しい発表が始まっています。

こちらからご覧ください。

早速、16時47分の
桜島の爆発的噴火で
第1号が発表されました。

これまでよりも
より分かりやすく
詳細な予報が発表されていますので、
空振などが観測されたら
ご覧になって見るとイイかもしれません。








150423

昼前の
MRT屋上で撮影した
日暈

投稿月