近年の中ではまともな菜種梅雨前線

ノダっち

15年3月16日(月) 17:40

前後の前線のブレで
予報が変わりやすくなっています。

停滞前線が
現れやすくなった時に
よくあるパターンです。

新しい予報の確認をお願いします。


土曜日の昼間は、
20度前後まで気温が上がった所も
多くなりました。
薄着でもいいくらいに
感じられた方もいらっしゃったでしょう。

ただ、土曜日には
標本木のつぼみを見に行ってきました。
感想は、一言、「固い」です。

カメラの望遠レンズを使って、
膨らんでそうなつぼみを
探してみてみましたが、
桃の節句で予想した21日に
咲いてきそうな気配は
感じられませんでした・・・

おそらく、観たつぼみは
満開前の5分咲きくらいの段階で
開いてくるものでしょうから、
それが2週間程度のち28日として、
逆算して数輪開花となるのは
来週の中ごろくらいでしょうか。

となると、ほぼ平年並みです。
もしかすると、遅れるかも。

先週の寒の戻りで
完全に足踏みしました。
今週金曜日頃に
また観に行ってみようと思います。


昨日も雨で、
寒く感じられたでしょうか。

しかも金曜日に予想していたように
前線が北に上がってこず、
南岸型になったため、
昼間の気温が上がりにくくなりました。

一転して、きのうの昼間は
また真冬に戻っています。

この可能性を、金曜日に
お伝えできなかったのは反省です。

が、そこまでの資料の流れからは
読めませんでした。


きょうも雨が残っています。
完全に菜種梅雨の前線が出来て
南岸に残ったためです。

昼間の気温は
やはり上がり方が鈍いものの、
きのうよりは
雨が少ない北部を中心に
少し高めになっています。

あすも、
前線は近くにありそうですので、
引き続き雲は広がりやすいでしょう。
ただ、弱いながらも
日中は本州付近に高気圧が進むため
晴れ間もある見込みです。

前線自体も弱まりますので、
冬春の空気の境目も分かりにくくなり、
昼間に日差しが出ると、
一気に気温が上がるでしょう。

日中に東風が予想されるため
山沿いの方が気温が
上がりやすくなりそうです。
夏日が出るかどうか、注目します。

きのう・きょうと飛びにくくなった花粉が
再び多くなるかもしれません。

あさっては、
前線の弱い部分が九州を北上します。
午前の週間予報で
いったん雨マークが消えましたが、
弱い雨が降る可能性は捨てきれません。
(午後の予報で再び復活しました。)
木曜日は、
寒冷前線性のものが通過しそうです。
ザッと雨が降るでしょう。

金曜日以降はおおむね晴れますが、
土曜日に上空を気圧の谷が通過した後、
やや寒気が南下してきて
日曜日にかけて
冬型の気圧配置になりそうです。

さらに、月曜日に
寒気が強まる予想
になっています。
きょうの資料だと、一時的ですが、
なかなかに冬の寒気です。

寒気の程度の差はありますが、
週明けにかけて
寒気が南下する予想は
海外の資料も含めて
先週から続いています。


菜種梅雨の前線は、
春の空気と冬の空気の境界線にあって
南側が春の空気で
北側は冬の空気です。

菜種梅雨は、本来、
もう少し後の時期として説明されますが、
近年は、2月中から現れることもあり、
今年はそういう意味では
まだ本来に近い時期に
はっきりしてきたとも言えます。

きのう・きょうと
前線の北側になりましたが、
上に書いたように
今週中ごろに
前線の南側になって春の空気側に
入ってきたあと、
再び冬型の空気になってくるのを
繰り返していきます。

暑さ寒さも彼岸までのお彼岸に
今週の水曜日にも入りますが、
寒の戻り、花冷えなど、
例年でも4月に入っても
急に気温が下がることもある時期です。

予想気温で
ガンバってフォローしていきますので、
体調を崩さないようにお気を付けください。







150316_1
14日土曜日の
さくら標本木のつぼみ







150316_2
午後に
爆発的噴火をした直後の
桜島
(気象庁HPより)

山体膨張の変化が
引き続きデータに見られると
発表されています。

阿蘇は、昨夜遅くに
連続噴火が停止したと
再び発表されています。

えびの高原は、
特段の変化なしです。

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