台風が近づかなくても土砂災害の心配あり

ノダっち

23年8月2日(水) 17:55

分裂した高気圧に阻まれた
台風6号は、
どうやら、南側を流れる
東向きの流れに乗り換えて、
東進する予想になりました。
 
次の注目点は、
この東向きの流れに
どこまで乗り続けるのか、
途中で、東側の太平洋高気圧に
東進をまた阻まれて
北進に変わるのか、
(その後は再び西向きの流れに乗る?)
というあたりが
焦点となってくるでしょう。
 
県内は、
きのうもお伝えしましたように
ジワジワと土の中の水分量が増えていて、
きょうも、朝にかけて流れ込んだ
やや発達した雨雲によって
土砂キキクルの赤が出るくらいになり、
警報の発表に至りましたが、
この先、台風が
東シナ海から九州の南にいる間は
同じような天気が続きやすく
断続的に入ってくる雨雲によって
危険度が上がりやすい状態が続きそうで、
気が抜けない日々が続きます。
 
太平洋高気圧の壁を突破して
日本の南に進む予想になれば、
早めにこの状況を脱出しますが、
東側の太平洋高気圧が
中途半端に強く張り出して
九州の南にとどめたりすると、
暖かく湿った空気の状況次第では
台風が近づいてこなくても
災害級の雨になる恐れもありますので、
今回の場合、とにかく、
どのタイミングで東シナ海から
台風がいなくなるかという点に
注目しておく必要もあるでしょう。
 
そういう視点でも、
今後の台風の予想をご確認ください。
 
 
台風は、きょうは
沖縄の南を通過して、
徐々に東シナ海に入ってきています。
 
県内との位置関係的には、
今日の午前にかけてが
とくに活発な雨雲が
入りやすい状態だったかもしれません。
 
午前は各地に
発達した雨雲もかかりました。
 
一方、午後は雨雲が少なくなって
晴れ間も多くなってきています。
 
かなり蒸し暑いです。
 
やはり、厳重な
熱中症予防が必要になっています。
 
 
あすにかけても、
県内には、暖かく湿った空気が
流れ込みやすいでしょう。
 
台風の外側をまわって入ってくる
熱帯由来の空気ですので、
引き続き、油断できない空です。
 
晴れ間が見えても
急に強まる雨に注意して、
上述したように地盤が
緩みやすくなっている所もありますので、
激しく降ってきた時には
キキクルの確認をお願いします。
とくに、崖の近くにお住まいの方は
ご注意ください。
 
台風との距離的には
今日よりも少し離れますので、
波は、いったんピークを越えそうです。
(ただし、今後近づくと
 さらに上がる恐れもあります)
 
 
あさってから土曜日あたりは
まだ台風が遠いので、
あすと同じような天気にでしょうから、
あすの天気が参考になるでしょう。
 
いずれにしても、
晴れ間が出ると、
蒸し暑さも強まりますので、
あすから週末にかけても、
熱中症の危険度が高い状態は
続くと思われます。
 
夜も蒸し暑くなりますので、
十分な熱中症予防を心がけましょう。
 
 
日曜日以降は、
最初の方で書いたように、
台風の位置次第で、
大きく変わります。
 
もう少し様子を見ましょう。
230802_1
きょうの奄美大島の空と海

飛行機やフェリーの欠航で
島から出られなくなっている
番組取材で出かけている
ディレクターさんから
届きました。

やはり、風が強かったそうです

奄美や沖縄は、
今後台風が反転してきた後の
大きな影響も
再び心配されます。
230802_2
朝の宮崎市の空

ザ~っと
激しく降った後、
青空が覗いていました。

ホントに
変わりやすい天気です
230802_3
正午の雨雲の様子

沖縄付近を中心に
台風の
発達した渦巻きがあります。

県内にも
発達した雨雲がありましたが、
午後は次第に弱まりました
230802_4
昨夜は思いがけず
キレイなほぼ満月が
拝めました。

きょうの未明が
満月時刻でしたので、
今夜の月よりも
昨夜の月の方が
真ん丸に近い月でした

投稿月