梅雨のステージが進んだか

ノダっち

15年7月8日(水) 17:21


蒸し蒸し空気になりました。

夏側の空気がある
梅雨前線の南側になって
暖かく湿った空気が流れ込んでいます。

宮崎市内は、
朝から霧雨が降りやすくなっていて、
きのう出るかもと書いていた霧が
大淀川に発生していました。
移流霧です。

東から流れ込む
地面付近の湿った空気が凝結して
低い雲を作っていますので、
平野部を中心に雲が多いものの、
内陸部では晴れた所もあります。

平野部でも、
日南や串間では時おり日照を
計測していました。

日差しがあった所では
蒸し暑さが強まって
県内では
9日ぶりの真夏日も観測しています。

この空気感の違いを
肌で感じられるでしょうか!?

ようやく、梅雨前線が
九州の北に延びるようになって、
梅雨のステージが
少し進んだ
と言えるかもしれません。

やはり、台風が
少し季節を進めました。

ただ、季節が進行によって
太平洋高気圧自体が
徐々に強まってきたというよりは
台風によって強められたという
雰囲気も強く感じますので、
いつもの高気圧の成長とは
少し違いも感じます。


上空の太平洋高気圧は
強まってきているのですが、
地上付近の高気圧が弱いため
湿った空気が
流れ込みやすくなっています。

このため、
きょうは平野部を中心に
雨雲がかかりやすかったのですが、
あすは、午後にかけて
上空高気圧の軸が
県内上空に入ってきそうです。

あすも
湿った空気の流れ込みは
東海上から続くため
沿岸部を中心に低い雨雲がかかって
弱い雨が所々で降りそうですが、
上空高気圧の強まりで
きょうよりもさらに午後にかけて
雨雲に変わりにくくなるのでは
という気配もあります。

雲は多めで
油断はならない空ですが、
あすからあさっては
内陸部を中心に
やはり所々で晴れ間もあるでしょう。
その中で、にわか雨の注意となります。

引き続き、
日差しが出た時間を中心に
蒸し暑さが強まる可能性も
あり、
熱中症にならないように
お気を付けください。


気温が上がった場合には
内陸で午後の雨雲の
急な発達にも注意しましょう。

金曜日には、台風9号が
先島諸島付近を通過して、
中国大陸に向かう予想ですが、
各資料が、昨日の午後から
東シナ海沿岸を
北上させるような予想が出ていて、
きょうの台風予報には
その傾向が少し現れてきました。

中国大陸に近づいて弱まっても
東シナ海沿岸を北上すると
台風9号が大型で
東側の広い範囲に湿った空気を
引き連れて北上してくるため、
県内にこの空気が流れ込むことになります。

より一層、週末にかけても
湿った空気が流れ込みやすい
状況になることになるため
不安定な天気も続きそうです。

この台風東側の雲の動きによっては
活発な雨雲が
かかりやすい可能性も
ありますので、
週末の雨の降り方に
注意が必要になりかもしれません。

台風の中国大陸付近での動きによって
変わってきますので、
今後の新しい見解でご確認ください。

この週末からは、
高校野球も始まります
ので、
中継をする技術班・実況アナ、
スポーツ班が気にしていますが、
何とも難しい状況です。

たとえ他で晴れ間があっても、
東風の場合には
鰐塚山にぶつかった湿った空気が
サンマリン周辺で
雨雲も作りやすくなることもあります。

中国大陸付近からの動きで
予想が
変わりやすくなっている状況ですので、
週末の予報が読みにくくなってきました。

とりあえず、各予報は
湿った空気の影響で
雨が降る時間があるという予報です。

一方、11号
来週後半にかけて
かなりゆっくりと日本の南を進みます。

太平洋高気圧が強いと、
早めの北東転向せずに
県内にとって
嫌なコースになる可能性もあり、
来週にかけての
11号予報には引き続き要注意です。
気象庁の台風予報も、
11日以降の予報円が重なり合っていて、
解説でお伝えしているように、
「まだ日本付近での動きは
よく分からない

と解釈してご覧ください。








150708_1

朝の大淀川下流

川面に霧が
立ち込めて
上の景色だけが
見える部分もあり、
ちょっと
幻想的でした。










150708_2

午後3時ごろの
MRTから西の空

粒の細かい雨が
チラチラと
落ちていましたが、
雲の薄い部分に
少し太陽が
透けていました。

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