気温逆転

ノダっち

15年7月1日(水) 17:15

風が強まっていて、
前線が活発なことを
うかがえましたが、
前線が動いて停滞しなかったため
連続的な強雨は
県内で発生しませんでした。

強めに降ったり止んだりの所が
多くなっています。

ただ、昨日予想したよりも
前線本体の南下が遅れている様で、
午後の天気の回復もゆっくりです。

昨日の予想では、
朝には南岸に抜ける予想でしたが、
9時の段階では
まだ抜けていないと解析されていました。

この前線の
南北の動きの予想がズレルのは、
なんともコンピューターの苦手分野です。
しかもわずかなズレしかないのですが、
それで大きく天気が変わるので
とっても困ります・・・

また、この前線の南北への動きは
気温変化にも逆転現象を生んでいます。

きのうの深夜からけさにかけて
前線の南側で南西風が強く吹いて、
蒸し暑い空気を運び込みましたので、
きょうは最高気温が
南部を中心に朝に観測
されました。
朝、かなりの蒸し暑さを
感じられた方もいらっしゃるでしょう。

一方、前線が南下した後は
気温が下がったため
日中の方がやや低くなっている所が
多くなっています。

ということで、
最高気温や最低気温の
前日差をご覧になる際は、
あすにかけて
朝と日中との差ではなくなっていることに
ご留意ください。
ノダもコメントを少し工夫します。

なお、昨日お伝えした
5月と6月の最高気温の平均値の
逆転現象もやはり発生しました。


あすも、前線は九州南岸で
あまり離れませんので、
少し北に盛り上がったタイミングで
南部を中心に雨雲がかかりそうです。
しかも、夜を中心に活発なものも
通過する可能性もあります。

落雷や突風のほか、
急な激しい雨による
道路冠水などにもお気を付けください。

あさっては、あすより
やや南下気味に予想されていて、
その分、雨雲が減りそうな予想ですが、
現段階では、この予想を
信用しきれる要素が足りません。

ということで、
金曜日~日曜日も
梅雨前線が九州南岸付近にあって
時おり雨雲がかかる見込み、
という感じでお伝えしています。


一方、南海上では
台風9号が発生しました。
まだマーシャル諸島付近です。
ただ、今後、発達傾向の予想になっていて、
しばらくは太平洋高気圧の南縁を
西に流されて進んでくるでしょう。

太平洋高気圧が
どのタイミングで弱まるかで、
日本に対してどのような進路になるか
変わってくる
ことになりそうです。

台風が
高気圧を強める効果もありますので、
そのあたりの計算で
各国のコンピューターも意見が割れています。

また、別の熱低の発生も予想され、
相互干渉などがあると
より複雑になるでしょう。

いずれにせよ、
注目が必要な台風9号の発生です。
来週にかけて、
随時お伝えしていきますので、
ぜひご確認ください。







150701_1
昨日の朝から
1時間毎の
気温変化

きのうは、
夜になって
気温が上がって、
最高気温が
この時間に所々で
出たのですが、
グラフを見ての通り
南の地域から
順番に
立ち上がっていて
前線が北上して
だんだんと
南の地域から
前線の南側に
入って行ったのが
分かります。







150701_2
正午の
衛星可視画像
(気象庁HPより)

フィリピン東の雲も
熱低として
解析されています。

台風と熱低の間にも
低圧部がありますが、
あす朝の
予想天気図からは
消えています。

投稿月