夏からエルニーニョだった!

ノダっち

14年12月10日(水) 17:26


雲が広がってきています。
午後3時現在、
まだまとまった雨雲は
九州の西海上です。

朝は、気温自体が
昨日より高めになったものの、
日差しが無かったことがあり
やはり寒く感じました。

昼間も日差しは弱いですが、
最高気温が広い範囲で
15度から17度前後まで上がっています。

この時期、気温が上がると
天気が下り坂のサインでもあるのですが、
今回も北の前線に向かって流れ込む
南からの空気で気温が上がりました。

今夜からあす午前にかけては
所々で雨
が降りそうです。
あすの朝までに
雨が止む所が多い
ものの、
前線に近い南部では
昼頃までぐずつく可能性もあります。

午後には、前線が東へ離れて
天気が回復傾向になって
晴れ間が出る所もあるかもしれませんが、
スッキリとは晴れてこないでしょう。

山沿いは、
次第に寒気の影響による雲も
かかってきそうです。

あす朝にかけても
上空の南風が続きますし、
放射冷却も弱くて
気温の下がり方が鈍いものの、
あすの午後は、
寒気が南下してくるため
朝よりも夕方以降の方が
寒さが強まる
でしょう。

朝、寒さが弱く感じても
暖かくしてお出かけください。

本格的に寒気が南下してくるのは
金曜日になってからの見込みです。

上空1500m付近の―3度線は
金曜日の朝が県北くらいで、
金曜日の夜に県南まで南下して、
土曜日には
九州の南まで下がる予想になっています。

土曜日には、県北上空1500m付近で
-6度線もかかってきそうですので、
先週末と同じくらいの強さです。

ただ、今回は、
上空5500m付近の寒気が
先週末ほど強まりません。
このため、前回よりは
雪雲が発達しにくいだろうと
思っていますが、
土曜日にはやや強まりますので、
山沿いには
標高の高い所を中心に
雪雲がかかる可能性も十分です。

やはり、週末は
再びスキー場のコンディションも
良くなるでしょう。
えびの高原に
雪遊びが出来る程度の降雪があるかは、
実況を見てみる必要がありそうです。

日曜日は、
寒気のピークを越えてくるものの、
まだ強めの寒気があり、
冬型が緩むのは後半になりそうな
今日の資料になっています。

やはり寒いでしょう。

月曜日になって
次第に寒気が弱まって
火曜日は低気圧や前線が通過して
雨が降ったあと、
水曜日には再び寒気南下です。

来週中頃の寒気は、
今回よりも強く
予想されています。

とくに下層寒気が強烈です。
上空1500m付近の―9度線が
県南部まで
南下してくる予想になっています。
5500m上空の寒気は
今回ほども強くなさそうなので、
こちらは様子見です。

いずれにしても、
下層でこのレベルの寒気が入ると、
寒さもかなり強いでしょう。
鞍岡あたりで
真冬日になるのではないか?
というくらいです。


ということで、
暖冬傾向が予報されいた
長期予報に反して
寒い冬の入りなのですが、
単月では
平年並み程度になる可能性はあると
お伝えしていたものが
早速出てきたということでしょうか。
ココまでは、平年より低めですので、
単月で平年並みにおさまるためには
今月下旬に寒さが一気に
緩まないといけないですが・・・

現在の状態が解消されると
その可能性は十分にあります。

そして、もう一つ、
その可能性を示唆する情報が
気象庁から発表されました。

エルニーニョ監視速報です。

見出しとして、

・エルニーニョ現象が
 発生しているとみられる
 ただし、大気の状態に
  明瞭には表れていない。


・この冬の間続く可能性が高い。

となっています。
(詳しくは
上のリンク先の発表資料をご覧下さい)

前回、気象庁の基準で
エルニーニョとされたのは
2009年の夏から2010年の春までで、
今回はそれ以来4年ぶりとなりそうです。

統計的な
エルニーニョ時の冬の天候の特徴を
画像欄に載せますが、
気温が平年より低くなる可能性は低く、
平年より高いのが過半数を超えて
最も高い確率です。

12月から2月を平均すると
平年並みか平年より高くなるという
これまでの長期予報の傾向を
後押しする情報になっています。

また、5カ月間の平均値が
基準を超える状態が6カ月以上続いて
判定されることもあり、
ここにきて、
この夏から発生していたと考えられると
発表されました。

まだ5日月平均の
確定値で超えているのは
9月までの4か月間ですが、
現状からして、
10、11月も超えたことになるだろ
というということでしょう。

これで、
この夏に少し書いたこともあるのですが、
エルニーニョ現象が
今年の夏の天候不順(日照不足)の
一因だった可能性

より出てきたと思います。
エルニーニョ現象時の夏は、統計的に
西日本太平洋側での日照時間が
平年より少なく確率が50%です。








141210_1

きょう昼前の
MRTから北西の空

少し青空も
見えました。










141210_2

昨夜は、5キロほど
調整ランをしたのですが、
川面に伸びた
ちょっとおぼろな
今年最後の居待月の道が
キレイでした♪

ちょっと膝が痛いので、
もうあとは静養します^o^;










141210_3

エルニーニョ監視海域の
水温変化。
(気象庁HPより)

赤丸が5カ月移動平均で、
黄色のボックスは
予測値の範囲です。

赤いエリアが
エルニーニョと判定される
基準値以上になります。










141210_4

エルニーニョ現象が
起きているときの
冬の天候の特徴
(気象庁HPより)


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