謹賀新夏!

ノダっち

14年7月17日(木) 17:42


梅雨明け2日目。

ですが、、、

空気感と空からは
真夏感がちょっと弱まったでしょうか。

太平洋高気圧が後退中です。

暖かく湿った空気が
日向灘の海面で冷やされて飽和し、
海霧も発生しました。
専門的には移流霧と呼ばれる霧です。
日向灘では
海がまだ温まっていなくて
雨雲の素が大量に流れ込む梅雨時期に
時おり発生ている印象があります。

昨日現在の海面水温図を見ると
日向灘は平年より1度以上低めです。
台風8号が引っ掻き回したためでしょう。

移流霧は、
太陽が高くなっても
簡単に消えないのも特徴です。
海から風が吹き込んで
沿岸部の一部にもかかりました。

朝ほどのものは見えないですが、
昼を過ぎても
沿岸部はなんだかもやもやしています。

ただ、おかげでかなり涼しいです。
宮崎市の最高気温は
気象台で30.8度、
青島で29.7度、
宮崎空港で28.5度と
海に近い所で30度に届いていません。

一方、内陸で気温が上がっています。
都城は34度1分と
今年一番の暑さ
を更新しました。

この内陸での気温上昇と
湿った空気の流れ込みで
夕立雲の発生を心配しましたが、
午後4時現在、
目立ったものはレーダーに出ていません。


あすは、さらに空気が湿ってきて
きょうよりも夕立が起きやすい予想です。

午前を中心に晴れますが、
午後の天気の急変には
気をつけておきましょう。

あさっては、
所々で
ザッと雨が
降ったり止んだりの可能性
がやはりあります。
週間予報のマークにも傘が付きました。

南海上から北上してきている
寒冷渦西側の湿り域が入ってきます。
南海上からの
寒冷渦自体の動きの予想は
読み取リずらくなりますが、
週末には、
北からの寒冷渦(深い気圧の谷)
の南下が予想されていて、
そちらの影響のほうが大きくありそうです。

ただ、
ずっと降り続くような雨では無いですし、
谷が東に抜ける日曜日には
天気が回復に向かいそうです。

レジャーも
まずまず楽しめる連休になるでしょう。
ただ、日曜日の午後も
山沿いを中心に
急な強い雨などには備えて
最新の気象情報も
確認できるようにしておくように

心がけておいてください。

一方、フィリピンの東海上では
新たな台風が出来そうです。
今の資料だとおおむね西進予想ですが、
念のため今後、注目しておきます。

なお、一ヶ月予報では
来週以降、太平洋高気圧に
覆われやすい予想に
なりました。
7月26日以降の気温は、
平年並みか平年より高い予想です。
暑さに警戒しましょう。








140717_1
午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

青色エリアの雲域付近の
湿った空気が
北上してくる予想です。

一方、黄色の辺りの雲は
台風になる予想です。









140717_2
きのうの
海面水温平年差
(気象庁HPより)









140717_3
きのうの日没

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