エルニーニョもどき中

ノダっち

14年7月11日(金) 17:35


思ったほど晴れませんでした。

台風一過は
昨日の午後くらいで終わり、
あっという間に
上空の気圧の谷の影響が
出てきたようです。

やはり、まだ梅雨前線が
すぐ近くにある
ことを感じます。
雲の様子を見ると、
南海上にあるようです。

それでも、大きな崩れはなく
風もあって
弱いながらも日差しもありましたし、
気温も30度前後まで上がって
空気も乾いたため
洗濯物はまずまず乾いてくれたでしょう。


あすも雲が広がりやすく
上空に湿った空気が入るため
雲が厚みを増すこともありそうです。
もしかすると、山沿いを中心に
にわか雨もあるかもしれません。

ただ、梅雨前線の活動は弱いため
所々で日が差すこともありそうです。
天気の大きな崩れにはならないでしょう。

海の波も収まってくる見込みで、
海水浴なども楽しめそうです。

日曜日にかけては、東シナ海側を中心に
梅雨前線が活動を本格化して北上します。

県内も
前線の南側に入るタイミングもありそうです。

(気象庁の資料解析では、
前線では無く
太平洋高気圧の縁辺を流れる
湿った空気の流れ込みとのことで
あさっての予想天気図で
梅雨前線が九州に延びてきていませんが、
資料を見ると梅雨前線が
九州付近にかかるように見えます。)

いずれにせよ、南西からの
湿った空気の流れ込みで雨が降りますので、
南に入った後は、
山沿いを中心の雨になるでしょう。
降り出しは土曜日の夜に
早まるかもしれません。

これは、どちらかというと
平野部で降りにくいタイプになります。
晴れ間があるかもしれません。
ただ、晴れ間があっても
山沿いから弱まらずに
雨雲が入ってくることもあると思われますので、
急な雨には気をつけておきましょう。

来週の前半は、
このパターンが続く予想での、
雨マークになっています。
晴れたり雨が降ったりと
不安定な天気かなぁというイメージです。

来週中盤以降は、
太平洋高気圧が
強まる予想
になっています。
まだガッツリというほどではありませんが、
新たに発生しそうな
台風次第にもなってくるでしょう。

予想天気図では、
すでにあすには
台風8号が出来たのと同じような場所で
新たな台風になりそうです。

今のところ、海外の資料などは
太平洋高気圧の南側を
西進させ続けるものが多くなっています。
南海上での太平洋高気圧の強まりを
示唆しているともいえるでしょう。


ところで、気象庁からは
エルニーニョ現象について
夏に発生する可能性が
低くなった
と発表がありました。

エルニーニョ現象は、

「気象庁では、エルニーニョ監視海域(南緯5度-北緯5度、西経150度-西経90度)の海面水温の基準値(その年の前年までの30年間の各月の
平均値)との差の5か月移動平均値(その月および前後2か月を含めた5か月の平均をとった値)が6か月以上続けて
+0.5℃以上となった場合をエルニーニョ現象、-0.5℃以下となった場合をラニーニャ現象」(気象庁HPより引用)

と定義されています。

要するに、対象海域の海水温が
1,2か月高かっただけでは
エルニーニョ(またはラニーニャに)なりません。
ということです。

5月と6月の監視水域は
基準値より高く
なっているものの、
今後、この高い状態が続かない予想になり、
この5ヶ月平均に当てはまらない可能性が
高くなったと発表されました。

この5月6月は
エルニーニョもどき
状態ともいえるでしょう。

やはり、
6月の太平洋高気圧が
なかなか強まらなかった状態は
エルニーニョもどきが
影響しているのではないかな、
と考えます。

そして、今後、
すぐに本格的な
エルニーニョにならないとすれば
これからは
太平洋高気圧が普通に成長してきそうです。

まずは、
来週の太平洋高気圧の推移が
どうなるか
を見極めていきましょう。

来週月曜日が平年の梅雨明け日で
ソレよりは遅れそう
ですが、
来週中頃以降の高気圧の状態によって
梅雨明けのタイミングが
見えてくる気がします。

新たに出来そうな台風も
その状態を
教えてくれる手がかりになるでしょう。
来週は、台風や太平洋高気圧の状況を
お伝えしていくことになりそうです。
ぜひちょくちょく最新情報をご確認ください。

とりあえず、
遅れている奄美の梅雨明けが
この週末か週明けにもありそうです。

平年だと奄美の梅雨明けから
九州南部の梅雨明けまで
2週間はかかるのですが・・・
今年はそんなにかからない気はします。








140711_1

昨夕、OA終了後の
MRTから西の空

遠めにあるレンズ雲が
並んで見えていました。

右のマンション辺りの雲が
分かりやすいでしょう。

レンズ雲は、
風が強い時に
山で出来る風の波で
出来ると考えられています。

風が強くて
湿った空気がある条件になる
台風後には
時々見ることが出来ます。










140711_2

午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

黄色で囲った部分の雲が
新たに
台風になる予想です。


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