171年ぶり!?

ノダっち

14年11月5日(水) 17:44


今夜は、171年ぶりの月が昇ります。

といっても、
暦の都合でなんだかそんなことに
なってしまっているだけなんですが・・・^o^;


現代では、通常1年が365日で
基本的には4年に一度の2月29日で
地球が太陽を一周する
公転周期とのズレを
修正していますが、
日本で明治時代に現在の暦になる
以前に使われていた暦は、
ご存じの通り、月の動きに合わせて
ひと月がめぐる太陰暦です。
月の満ち欠けでひと月を決めていくと、
一年が約354日しかなく、
徐々に太陽の運行とズレるため
月と実際の季節も
ズレていくことになります。

太陽の運行にも対応し、
太陰暦で不足分の日数を
約3年に一度閏月を入れることで
解消
するのが、
いわゆる旧暦と呼ばれる太陰太陽暦です。

この太陰太陽暦も
江戸時代になって何度か改修されて、
現在、旧暦とされるものは
1844年から使われ始めた
天保暦と呼ばれるもので、
今の十五夜などは
この暦に基づいています。

この天保歴は
良く出来ている暦なのだそうなのですが、
欠点があって、
それは閏月が夏の時期に偏ることです。
冬には閏月が出ません。

それで、今年、171年ぶり、
天保暦になってからははじめて、
9月の閏月が入りました。

旧暦9月13日の月を十三夜と言って
昔から愛でる風習があるのは
先月にもOAでお伝えしたことなのですが、
171年ぶりに閏9月が入ったことで
171年ぶりに今年二度目の十三夜
登場することになったというわけなのです。

ただ、天保暦の前の暦だと
あまり珍しいことでは無かったようで、
まぁ、なんというか、
人間の都合で珍しくなったような感もします。

ということで
実際にはいつも通りの11月の月です。

今世紀では最初で最後とも言われ、
そう思ってみると、
貴重なものでしょうか!?

でも、やっぱり
満月少し前の月には
変わりないのですが・・・^o^;

なお、閏5月がもっとも多く、
閏8月は
閏9月よりは少し頻度があり、
たま~に
2度の十五夜が発生しているようです。


そんな月が出てくる今夜なのですが、、、

県内は、昼頃から南部平野部で
雲が多くなってきました。
南部平野部では、
雲の間から見えるかどうか・・・
なかなか厳しいです。

北部平野部も、
雲間からになりそうですが、
南部平野部よりは
見える可能性もあります。

山沿いほど雲が薄くて
早い時間を中心に
平野部よりは見えやすいでしょう。

今夜遅くからあすの明け方にかけては
雲が厚みを増して
平野部で
弱い雨が降る可能性もあります。

ただ、大きな崩れにはならず、
あすの日中は
山沿いから再び晴れてきそう
です。

今夜の雲が増えるため
朝にかけての放射冷却が弱まって
冷え込みも緩みます。

金曜日までよく晴れそうです。

土曜日は、再び雲が多くなる場面で
日曜日は気圧の谷に入りそうです。

雨雲がかかる資料が変わりません。

ただ、程度の大小があります。

気象台予報は
引き続き
くもりマークで様子見していますが、
WNI予報は、土曜日の平野部に
雨マークを付けてきました。

どちらかで雨が降る可能性は
考慮しておきたいと思います。

海はあさってまで
台風20号の影響による
うねりが続きそう
です。
波打ち際に近づく際には
慎重な判断をお願いします。

台風自体は
どんどん弱まりながら
日本の南を北東進中です。
あさってには、温低化して
日本の東海上に
出る予想になっています。








141105

昼前の
MRTから南西の空

レンズ雲っぽいのが
見えたので
撮ってみました。
ホテルの左上です。

台風の間接的な
影響もあって
中層の風が強かった
のかもしれません。



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