大丈夫?太平洋高気圧

ノダっち

14年6月26日(木) 18:00


きのう、
来月には順調に太平洋高気圧が
成長してきて
平年並みに梅雨明けしそうだ、
という3ヶ月予報をお伝えしました。

が!

朝、いきなり目にした
きょうの一ヶ月予報の資料は
目を疑いました。

7月12日からの2週間は
太平洋高気圧が
しぼむ予想になっているのです。
太平洋高気圧は
以前にも書いたように
太ったり痩せたりを繰り返すため
来月上旬に成長したら
そのあとしぼむ可能性も十分にあります。

ただ、
上空1500m付近の気温の予想は
平年より高めで予想されていることから
今のように前線が停滞して
雨を降らせて
低温が続く状況でもなさそうです。

ということは、今年は
梅雨前線が南下して
不明瞭になって
梅雨明けをするパターン

ありえるように見えます。

気象庁の資料の判断によると、
このコンピューターの計算による
南海上での気圧が低い状態が過大で
太平洋高気圧は
平年並みか平年より強くなる

予想されました。

海水温の初期値の影響で
フィリピン東での
対流活動が活発に計算されすぎて
熱低が出来すぎていると
判断されたようです。

このため、きのうの3ヶ月予報と同様に
7月11日までの期間前半は
平年より曇りや雨の日が多く、
7月12日以降の期間後半は
平年並みに
晴れる日が多い予想
になっています。



さてどうなるでしょう。

しっかりと、
梅雨は明けてほしいものです。



きょうの時点でも
まだ梅雨前線は南海上です。

ただ、沖縄では
梅雨明けが発表
されました。
梅雨前線は、しばらく
沖縄付近まで
南下しにくい予想という意味
ですので、
こちらはますます前線の影響を
受けやすい状態が続く
ことになります。


きょうは九州の南海上にある
前線の活動は活発になっていて
北に大きく広がった雨雲がかかっています。

前線北側の雨雲は
激しい雨をもたらしにくいものの、
午後になってレーダーには
やや強めの反応も出てきました。

時間30ミリを超えるような雨が無くても、
この程度の雨でも、降り続くと
総雨量が多くなってくる懸念もあります。

前線北側での雨で
日中の気温が上がりにくくなっていて
午後2時現在の気温は
20度前後
しかありません。


あすも梅雨前線は
九州南岸付近
の予想になりました。

前線北側での雨が続きます。
夕方を中心に
前線の活発な部分が
南岸を通過しそうな予想があるので、
一時的に雨脚が強まるかもしれません。
タイミングは変わる可能性も十分です。

前線北側での雨なので
あすも気温が上がりにくいでしょう。

この状況だと
予選を控えた高校野球の練習も
大変そうです。

体調を整えて出来る練習を
しっかりとして調整してほしいと思います。


今日の資料だと、
土曜日の日中以降、
前線がやや南下傾向で
活動が弱まる予想になってきました。

一旦雨が止んできそうですが、
あすお伝えする見解もご確認ください。


もうひとつ、来週にかけては
フィリピン東の雲の動向にも
注目です。

太平洋高気圧を強めるか、
あるいはフィリピンで弱まりそうな
予想が大半ですが、
これとは別に
太平洋上を西進している渦巻きもあって
こちらの動向なども気にしています。








140626_1

九州南部の
一ヶ月予報
(気象庁HPより)

降水量は多い予想で、
来月上旬にかけての
大雨には
引き続き注意が必要に
なりそうです。










140626_2

午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

梅雨前線の雲の帯が
九州付近を通っていて
梅雨が明けた沖縄は
雲が少なくなってきています。

一方、フィリピン付近では
活発に雲が出来ています。


投稿月