台風7号復活

ノダっち

14年6月17日(火) 17:50


きのう中国大陸で
熱低になった台風7号が
中国大陸から東シナ海に出て
再発達しました。

陸上で水蒸気の補給が出来ずに
衰えたものの、
再び暖かい海上に出て
水蒸気が補給されて
発達してきたようです。

正午に台風7号として復活しました。

復活台風は、
一旦熱低になる前の
号数番号やアジア名が
ともに引き継がれます。

正午現在の台風勢力は
最大風速18mで
ギリギリ台風の勢力です。
今夜24時が
最大風速20mの予想ですが、
台風としての発達というよりも
梅雨前線上の低気圧に近づいて
温低化が進む中での
風速の増加でもありそうです。

今夜遅くに台風のまま
九州のすぐ南を通過
し、
あす朝の予想天気図では
梅雨前線上の低気圧のみで
台風の姿はありません。
ということで、
九州の南を通過した後は
梅雨前線上の低気圧と一体化し
温帯低気圧になると
気象庁は予想しているようです。

種子島の南を通れば、
強風域に入るのも県南部の一部のみで、
種子島より北にずれれば
南部の広い範囲が
入る可能性もあります。

強風域の中では
25m級の最大瞬間風速の可能性があり、
突風には注意が必要です。

最新の台風情報をご確認ください。

また、活発な雨雲は
すでにお伝えしている通りに
かかってくる予想で変化ありません。
ただ、今のところ、
警報級の雨になる予報でもありません。

北寄りを通ると
予想より増える可能性もありますので、
今夜は雨の降り方にも
注意
しておきましょう。


一方、きょうは朝から
梅雨前線の影響で雨になっていて、
昼間の気温が上がっていません。
むしろ昼の方が下がりました。

これは、前線の北側で
雨が降っている
ことを示しています。
午後2時の気温は、
各地で20度を下回っていました。

ということで、
前線は九州の南にあるため、
台風が九州の南に来れば、
その時にはほぼ
前線と一体化しているはずです。


あす朝以降は、
低気圧が東へ離れるのに伴って
雨は弱まってきそうです。
ただ、前線がすぐ南に残るため
天気の回復はゆっくりです。

午後にかけても
弱い雨が所々に残るでしょう。

台風一過にならないあたりも、
台風が弱いためです。

あすの日中も雨が残ると
気温は上がりにくい
でしょう。
半そでだと
ひんやりするくらいかなと思います。


あさってには、一旦
移動性の高気圧に覆われそうです。

その後、南海上の
太平洋高気圧が強まる予想が続いていて、
梅雨前線を押し上げるでしょう。

週末は、
九州北部付近まで前線が北上し、
南西から暖かく湿った空気が
九州に流れ込んでくる
梅雨後半の形になります。

九州の西側を中心に
雨雲が発達しやすいパターンです。
県内では山沿いで
雨が強まりやすくなります。
一方、平野部には
雨雲が弱まりながら入るでしょう。

前線の位置によっても変わってきますので、
今後の見解の確認をお願いします。


しかし、6号、7号と
日本近海で台風になりました。
日本のすぐ南の海水温も
上がってきていることを示しています。

梅雨前線との合わせ技での
大雨も気になる季節です。

南海上の怪しい雲の情報にも
気を配っていきましょう。


しかし、先週木曜日に
ちらっとあった予想が
あながち間違っていなかった
今回の台風7号の予想でした。








140617_1
昨夕、
もしかしたら夕焼けが、
とお伝えしたのですが、
残念ながら、
その後西の空は
雲に閉ざされて
西日が遮られ
色づきはあまり
ありませんでした。









140617_2
午後2時の気温
(気象庁HPより)

上がっていません。
朝よりも低めです。









140617_3
午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

九州の南西に
台風7号の
雲の塊が見えます。









140617_4
正午の天気図
(気象庁HPより)

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