観測史上最大雨量も

ノダっち

14年6月4日(水) 17:32


降りました。
大雨です。

残念ながら
きのう夕方に発表された予想雨量を
大幅に上回るものになってしまい、
北部では災害が発生しました。

ただ、警戒していただきたい旨は
強調したつもりで
上手く伝わっていれば
良かったのですが、、、


連日お伝えしています、
動きが遅い低気圧から
前線がなかなか離れませんでした。
また、
東シナ海に取り残された低気圧から延びる
閉塞前線によっても
雨雲が発達したようです。

東シナ海に低気圧が残されたため
県内には東風が吹き込んで
尾鈴山系で雨雲が発達しやすくなり、
午後にかけても
北部に雨雲がかかりやすくなったことで
雨量が多くなったと思われます。

さらに、上空の切り離し低気圧は、
中心に寒気を伴っている
寒冷渦ですので、
その南東側では
雨雲が発達しやすい特徴もあり、
これらのことが総合的に加わったのでしょう。

昼過ぎまでの
24時間で降った雨の量は、
北部の所々で300ミリを超え
ました。

一般的に24時間で200ミリ降れば
災害の危険度が上がってくる
のですが、
その1.5倍以上の地域が多く、
都農では400ミリ近くになっています。
また、半分の12時間で200ミリも
所々で超えました。

6月の24時間降水量の最大値も
所々で更新していて、
6月ひと月分の降水量に
一日で迫った所も
あります。

被害にあわれた皆様には
心からお見舞い申し上げますm( _ _ )m

警報、注意報が
発表中は気が抜けません。

最新情報をこちらでご確認ください。

まだ、今夜はじめまで
局地的には
活発な雨雲がかかる可能性があり、
発達した雨雲の下では
突風の発生にも注意が必要です。


それにしても、
ここ数年、
県北部で集中豪雨になりやすい傾向が
気になっています。

風の流れによる
たまたまのものなのか
何か原因があるのか・・・


一方、動きが遅い低気圧自身も
まだ東シナ海にあるため
天気の回復も芳しくありません。

あすは午前を中心に
平野部で晴れ間が広がりそうですが、
取り残された低気圧が
ゆっくりと九州の南に進んできますし、
暖かく湿った空気が残っていて
午後は再び不安定になって
山沿いを中心に
所々でにわか雨があるでしょう。

朝から晴れ間が見えても、
油断しない方が良さそう
です。

平野部を中心に
洗濯物も4日ぶりに
日差しに当てられますが、
午後に黒い雲が近づいたら
すぐに取り込めるようにしておきましょう。
とくに、山沿いや北部では要注意です。


あさって、土曜日、日曜日ともに
同じように不安定な傾向が残る
くもりマークと見ています。

晴れたり、
急に雨が降ったりが
週末くらいまで続きそうです。
あす以降の新しい資料で見てみます。

ただ、この先、
しばらくはまとまった雨がなさそうです。

10日予報や海外の資料を見ても
来週にかけては、
晴れ間が出る日も
多くなる可能性があります。

来週は、梅雨が一休みでしょう。








140604_1
午前6時の
レーダー画像
(気象庁HPより)









140604_2
午後3時までの
24時間雨量
(気象庁HPより)

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