エルニーニョでも酷暑か!?

ノダっち

14年5月23日(金) 17:51


朝から気持ちよく晴れました。

昼過ぎになって、
南部には薄雲が出てきていますが、
雨を降らせる雲は
きょうもかかりそうにありません。

海風が吹いたこともあり、
内陸を中心に気温が上がって
えびの市加久藤で
今年初の真夏日
を観測しています。


週末も、
東に離れつつある
高気圧の圏内になりそうです。
晴れたり曇ったりで、
雲が広がっても
大きな崩れはないでしょう。

まずまずのお出かけ日和、
運動会日和
となりそうです。

この時期の運動会は・・・
と毎年言っていますが、
今年は、先週、今週と
天気に恵まれてホッとしています。

なお、土日ともに
朝は内陸を中心に
霧の出る所もあるかもしれません。
早朝に車を運転する方は、
見通しの悪い所もあるかもしれないと、
念のため、頭に入れておいてください。

そんな週末、
お出かけ予定のない方は、
ぜひあすの昼間の南の空に
注目してみてください。

H2Aロケットの打ち上げが
予定されています。

何も問題が無ければ、
あす24日の昼12時5分14秒
種子島宇宙センターから
打ち上げ予定
です。

県南部を中心に
南の空にロケットの航跡が見えます。
今のところ、
県内から種子島の間に
目立った雲が予想されていないため
よく見えるはずです。

打ち上げ後に見える、
独特のロケット雲にも
注目してみてください。

打ち上げから1分55秒後に
固体ロケットブースタの燃焼が終わり、
第一弾エンジン燃焼終了が
6分36秒後の予定となっています。

このおよそ6分間、
煙が伸びていくのが良く見えるでしょう。

今回は昼間なので、
ロケットが出す光までは
なかなか見えにくいのではないかな、
と思っています。

なお、今回打ち上げられる主な衛星は
だいち2号という陸域観測技術衛星です。
災害の状況把握などにも
活躍が期待されています。

だいち1号は、
新燃岳が噴火した際に、
火口内に溶岩がたまった様子を
観測してくれました。
火山活動が活発で
ヘリコプターが危なくて飛べず
直接見ることが出来なかった時に、
宇宙からの目で教えてくれたのです。
(この様子は、ネットで
観ることが出来ますので、
「新燃岳 だいち1号」と入れて
検索してみてください。)

今回の2号は、
さらにレーダーの性能が向上して
より詳細な観測が期待されています。

レーダーによる観測で
光学カメラによる撮影ではないため、
地上が暗い夜間でも、
雲があっても、
地上の様子を知ることが出来るますので、
火山だけではなくて、
大雨による土砂災害の状況把握なども
威力を発揮するのが特徴です。


当然ながら
災害時の活躍が無い、
災害が無いことの方が
望ましいことは言うまでもありませんが、
雨が多い季節も
間もなくやってきます。

昨日もお知らせした3ヶ月予報ですが、
エルニーニョの特徴を踏まえつつ、
8月にかけては
太平洋高気圧も発達する予想

発表されてきました。

九州南部の予想は、

6月:平年より曇りや雨の日が少ない

7月:平年より曇りや雨の日が多い

8月:平年より晴れの日が多い

と発表されています。

全体的に季節進行が後ろにずれて、
6月に雨が少ない代わりに、
7月の梅雨明けは平年(7月14日ごろ)より
遅れる可能性があるか、または
7月に大雨が起きやすい可能性も
ありますが、
梅雨明け後は8月にかけて
夏らしく晴れて暑い日が多くなりそうです。

エルニーニョというと、
冷夏というイメージも先行しがちですが、
今年の夏は暑さに対しても
油断できない
でしょう。

エルニーニョの影響で
近年のように高気圧が北に張り出さず、
県内を南から覆う形で
西風が吹きやすい状況になると、
県内では
余計に気温が上がりやすくなります。

8月の平均気温は、
平年並みか平年より高い予想
です。
エルニーニョという言葉に振り回されず、
しっかりと暑さへの心構えも
必要になってきます。

なお、これは、
フィリピンの東で
上昇気流が起きやすい予想で、
その空気が下降する日本の南海上で
高気圧が強まる予想になったためです。

フィリピン東での
対流活動が活発ということは、
台風の卵が出来やすいことも
意味しています。
太平洋高気圧が強い時は
近づいてきませんが、
弱まったタイミングだと心配です。

こちらも気が抜けません。









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昼前の
MRTから南西の空

昼頃まで
雲が少なかったのですが、
午後はこちら側の空に
雲が広がりました。










140523_2

きょうの最高気温
(気象庁HPより)










140523_3

九州南部の
3ヶ月予報
(気象庁HPより)


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