最後の春側の空気か

ノダっち

23年7月6日(木) 17:13

梅雨前線が九州付近で弱まって、
広く晴れました。
 
梅雨前線は弱まって
天気図上で九州付近から姿を消したものの、
九州南岸には、梅雨前線の影が
少し隠れているようです。
 
九州南岸付近では雨雲が出来ていて、
その雲が少し広がって
鹿児島県に近い地域ほど
時おり雲が広がっています。
 
一方、日差しは多く、
予想通り気温が上がりました。
 
ただ、心配した
体温並みというほどまでは
上がっていません。
 
北部ほど乾いた空気も入っているようで、
北部山沿いは
昼の湿度が20%台まで下がって、
神門や加久藤も30%台でしたので、
この時期にしては、カラッとした
暑さになったでしょう。
 
前線の南側ではなくて、
北側になっているのも
感じられるデータです。
 
つまり、この夏
最後春側の空気の中に
あったことになるかもしれません。
 
 
あすは
だんだんと前線がハッキリして
北上傾向になる見込みで、
日中を中心に
各地で雨が降るでしょう。
 
朝に雨が降り出していなくても
傘を準備してお出かけください。
 
一部では
雷雲になる恐れもありますので
雨の降り方には気を付けておきましょう。
 
とくに山沿いは、
まだ地面の中の水の量が多く、
激しく降ってくると
土砂災害に注意が必要なくらいに
地盤が緩む可能性があります。
 
一方、
暖かく湿った空気の流れ込みもあるため、
蒸し暑くなりそうです。
 
引き続き熱中症予防が必要で、
寝ている間の熱中症にも
お気を付けください。
 
 
あさってには、梅雨前線が
九州の北に伸びそうです。
 
そのまま日曜日にかけても
九州南部付近への南下は
予想されていません。
 
土日ともに、九州南部付近は、
太平洋高気圧の周辺部で
暖かく湿った空気が
流れ込むでしょう。
 
九州の西側で雨雲発生して、
県内にも
山沿いを中心に流れ込んできますが、
きょう予想される前線の位置的には、
県内平野部では晴れ間もありそうです。
 
晴れると、平野部で
暑さが強まるパターンですので、
熱中症にならないように
最新の予想気温もご確認下さい。
 
一方で、
まだ梅雨前線も近い週末ですので、
西側の雨雲の発達具合によっては
大雨、ということも
まだ頭に入れておきたい週末です。
 
またあすお伝えする新しい予報も
ご確認下さい。
 
 
月曜日以降は、
さらに太平洋高気圧が
張り出してきそうです。
 
火曜日ごろにかけては、
高気圧の周辺の湿った空気が
入りやすい予想がある一方、
水曜日以降は
その傾向も減ってきます。
 
(この周辺部の湿った空気による
 雨雲の予想は、
 毎年、梅雨の終わりのころに
 その傾向が見えることがあるのですが、
 期間が近づくと
 予想が消えていることもよくあるので
 なんとも分かりません)
 
周辺部の湿った空気の動向次第では
来週の早いタイミングで
夏本番の雰囲気になってくるでしょうし、
遅くても、後半には
梅雨明けのタイミングになりそうな、
今日時点の資料です。
 
なお、
きょう発表された一か月予報では
平年よりも晴れる日が多い、
となりました。
 
とくに、15日からの一週間が
平年より晴れる日が多い予想です。
 
このあたりが、天気が安定しやすい
梅雨明け10日の期間に入るのでしょう。
 
さらに、12日ごろからの5日間に関して、
高温傾向になりそうなので、
注意を呼び掛ける情報も
気象台から発表されました。
 
これらを総合すると、
気象庁の予報的にも、
平年の15日よりも少し早めに
梅雨明けとなってもおかしくない、
ということも考えられます。
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昼前の
MRTから西の空

キレイな青空でした。

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