梅雨空戻り、また大雨注意

ノダっち

14年7月2日(水) 17:10


「もう降ってるね」
という家族の会話で目が覚めて、
目覚めが悪かったノダの朝です^o^;

昨日お伝えしていたよりも
少し降り出しが早まりました。

また梅雨空が戻ってきています。


梅雨前線に先行して
上空の雨雲が流れ込んできて
朝から降り出していたようです。

昼頃までの雨は、
時間0.5ミリから1ミリ程度で
弱い雨が中心でした。

ただ、昼を過ぎて
やや活発な雨雲もかかってきています。
えびの高原では20ミリを超える
強い雨を観測しました。


あすは、
前線上の動きの遅い低気圧が
朝鮮半島付近に進み、
梅雨前線は、閉塞点を作って
九州付近にかかってきそうです。

天気図を見て、
低気圧から前線が伸びて、
西に寒冷前線、
東に温暖前線が
枝分かれしたような形になります。

この分岐点を
閉塞点と呼ぶのですが、
ここには
暖かく湿った空気が集まってくるため
雨雲が発達しやすい場所です。

この閉塞点が
あす日中に九州北部付近を
通過する予想になっています。

南側の県内にも
活発な雨雲が流れ込みやすいでしょう。
南西から流れ込むため、
とくに山沿いほど
雨が強まりやすくなりそう
です。

局地的に、
大粒の雨で前が見えにくくなったり
道路の冠水が
発生したりする可能性もあります。
土壌雨量指数も
平時よりはまだ高めの所があり、
総雨量の状況によっては
土砂災害関連の注意報も
出てくるかもしれません。

先日、MRTニュースNextで
特集でお伝えしたように、
注意報レベルの雨の状況でも
土砂崩れの例が
近年たびたび出ています。

注意報発表後は
とくに土砂災害危険区域を中心に
崖の様子などに注意しましょう。


あさってには、いったん
天気が回復傾向になりそうです。
日差しが出る可能性もあります。

土日は微妙です。
前線の活動は
弱そうな資料になっていますが、
上空を気圧の谷が通過する予想もあるため
雨が降るタイミングはあるだろうという
予報が出ています。
大雨ではないものの、
ある程度の雨は
覚悟しておいた方が良いでしょう。


さて、南海上の雲は、
フィリピンの東では無く
マーシャル諸島付近に
あす朝までに
熱低発生すると予想
されてきました。

引き続き、
フィリピン付近にも低圧部が
解析・予想されていて
雲もあります。

場所・時間を特定しなければ、
おおむねの話ですと、
来週に日本のどこかに影響しそうな予想は
安定しています。
梅雨前線をどの程度刺激するかも
気になる時期です。

県内にとっては、
東シナ海に回るのか、
それとも本州側に向かうのかで
大きく違ってきます。
あす以降も、随時、
新しい資料の傾向をお伝えしていきましょう。
ご確認ください。








140702
午後3時の
衛星可視画像
(気象庁HPより)

青丸を付けた
不達のエリアで
活発に雲が出来ていて
右側のものは
渦を巻き始めています。
右側のものが
あす朝までに
熱低として
まとまってきそうです。

一方、九州付近には
大陸からつらなる
発達した雲の列が
かかっています。

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