GPM主衛星打ち上げを観よう!

ノダっち

14年2月27日(木) 17:00


朝にはスッキリ回復しました。

午前5時前にかけて
活発な雨雲が通過して、
沿岸部では、
延岡市北浦町の古江で
午前3時28分までの1時間に43ミリ、
宮崎市青島で
午前0時59分までの一時間で38ミリと
激しい雨も観測しています。

また、一時的に
竜巻注意情報も出されていました。


朝起きた時には、
雲は東海上に抜けていて、
すでに薄暗い空に
晴れ間も見えていた宮崎市内です。

雨雲も発達させる暖かい空気が
朝にかけて流れ込んだため
朝から気温が高く、
昼間は日差しで温められて
平野部を中心に気温が上がりました。

また、西風も吹いているため
昨日の予想通り、
花粉が非常に多くなってきています。

MRTのポールンは、
午後3時までで200個に達しました。
今週月曜日に多くなってきましたと
OAでお伝えした時が33個でしたので
きょうは月曜日に比べて
午後3時時で点で
6倍も多くなっているのです。
これから夜までもっと増えるでしょう。

一気に症状がひどくなった方も
いらっしゃるかもしれません。

午前9時過ぎから飛び始めて
昼過ぎにかけて
飛散数がどんどん多くなっています。
MRTでの花粉数の時間経過について
詳しくはこちらをご覧ください。


あす午前にかけても
広い範囲で晴れる見込みです。

あす明け方は、
久しぶりにロケット打ち上げを観る
チャンス
があります。

あす午前3時37分
種子島宇宙センターから
H2Aロケットの23号機が
打ち上がる予定
です。

今回、H2Aロケットが積んでいるのは、
全球降水観測計画主衛星
(GPM主衛星)
や複数の小型衛星で、
GPM主衛星は、
全球降水観測計画
(Global Precipitation Measurement)
における中核の衛星になります。

GPM計画は、
日本のJAXAとアメリカのNASAが
中心となり、
米国海洋大気庁(NOAA)、
フランス、インド、中国などとの
国際協力により、
世界中の降水を宇宙空間から
把握しようというもの
です。
複数機の副衛星群との観測で
約3時間毎の全球降水観測が
可能になるとされています。

日本国内で降っている雨は
レーダーやアメダス網により
かなりよく把握できるのですが、
その雲がやってくるのは
太平洋からであったり、
中国大陸から東シナ海や日本海を
渡ってくるものであったりして、
日本に来る前の
降水の様子の把握が
ひまわりからの雲画像や
中国大陸の観測情報だけでは
困難な場面も多い
のが現状です。

たとえば、台風でも
雨の降り方に台風それぞれで
特徴があったりしますが、
台風が南海上にあって
今までは雲の分布から
推測するしかなかった場面でも
衛星からのレーダーで
降水の様子をある程度
掴めるようになると思われます。

天気予報は、
実況をより正確に
知ることから始まります
ので、
つまりは、今回の衛星打ち上げは
気象予測の向上も
期待されている
のです。

また、災害級の大雨など
特異気象への貢献も
期待されています。

宮崎にとっても
中国大陸や東シナ海での
降水の様子を知ることで
半日から1日先の
降水を予測することに
役立ってくるだろうと、
とっても興味深い衛星の打ち上げです。


さて、宮崎からも
その打ち上げは見えるのか?
ですが、、、

今までもH2Aロケットの打ち上げは
宮崎市内からも
オレンジの光が昇って行くのを
何度も見ていますので、
晴れてさえいれば
今回も間違いなく見える
でしょう。

県内の北部でも
見えるかどうかの調査が出来ていないので
微妙ではあります。

で、晴れてさえいれば・・・
なのですが、
基本は晴れるものの、
資料では
上層の薄雲がかかってくる予想です。

このため、絶好のコンディションとは
ならない
かもしれません。

それでも、雲にかかりながらも
この程度なら
観ることは十分に出来るだろう
考えています。

早起きするにも
起きて待っておくにも
厳しい時間帯ですが、
興味のある方は
ソチオリンピックを思い出してみると
起きられるでしょうか!?
すぐに終わりますので、
4時には再び眠りにつけると思います。

宮崎市内からだと、
午前3時37分のリフトオフから
少し遅れて

ほぼ真南の方角から
上がるのが見え始め、
左上に上がって行く
でしょう。
固体ロケットブースター(補助ロケット)が
リフトオフから1分39秒後に燃焼を終え

9秒後に切り離されます。
よく晴れていれば、
この分離も見えたことがありました。
最もよくキレイに明るく見えるのは
この補助ロケットがついている間

その後はどんどん暗くなります。

第一段エンジンの燃焼停止は
リフトオフから6分36秒後です。
ここまでは見えないと思います。


あす日中にかけても
日差しは十分にありそうです。
ただ、午後は
北部から雲が少し暑くなって
日差しが減ってくるでしょう。

あすも洗濯物は十分に乾かせます。

あさってはくもりマークですが、
単純にくもりでは無さそうです。

はじめ
雲の切れ間もあるかもしれませんが、
午後は雲が分厚くなるでしょう。
湿った空気も入りそうなので、
弱い雨がパラパラし始めても
不思議ではありません。
WNI予報は雨マークを付けています。

日曜日は、南岸低気圧で
冷たい雨になりそうです。
昼間の気温が上がりにくいでしょう。

ただ、きょうの資料では
午後には低気圧が東に抜けそうで、
回復に向かう可能性もあります。
まだタイミングは
日替わりがあるでしょう。
あすの新しい見解もご確認ください。


来週の予報も、
今日の資料ではやや変わっています。
予報も
火曜日がくもりマークになりました。
火曜日に気圧の谷が通過した後、
水曜日にかけて
真冬に逆戻りの寒気が
上空に流れ込んでくる予想になったのです。

来週の中ごろに
強い寒気が流れ込む予想は
安定
しています。

気象台は、
来週木曜日の予想最低気温を
氷点下1度にしてきました。

この寒気のレベルであれば、
十分に可能性はあります。

いずれにせよ、
日曜日には気温が上がらず
寒さが戻ります。

今後の予想に注意して
体調を崩さないように気を付けましょう。








140227_1

お昼過ぎに
宮崎市の
小戸橋のたもとから
南の空を撮ってみました。

あす明け方の
H2Aロケットも、
この写真の真ん中あたりから
左上に上がって行くはずです。

小戸橋は
半分無くなっています・・・










140227_2

午後3時までの
最高気温
(気象庁HPより)


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