大雨災害の発生に要警戒

ノダっち

23年6月30日(金) 17:55

平野部は蒸し暑さが強まった一方、
山沿いでは、局地的に
雨量が増えてきている所があります。

宮崎市内は、きのう
雨雲の隙間での晴れ間、
とお伝えした通りに、
やはり朝から時おり晴れ間があって、
蒸し暑さが強まりました。

一方、梅雨前線の南で
南西から入ってくる暖かく湿った空気が
九州の西側に流入して
雨雲を作っていて、
県内の山沿いを中心に
流れ込んでいます。

弱まりきらずに
平野部まで入って雨を
降らせたところもありますが、
南部平野部は、午前を中心に
雲が薄めで日差しがありました。

一方、
梅雨前線に近い九州北部ほど
発達した雨雲が増えていて、
ミニ線状降水帯のような
発達した雨雲の帯が
各地に出来ている状況です。

その一つが、熊本宮崎県境にもあって
雨雲がかかりやすかった所は
局地的に雨量も増えてきています。

今夜からあす午前にかけては
梅雨前線が次第に南下してきて、
前線本体による発達した雨雲の帯もかかり、
さらに状況が悪化しそうです。

この動きが遅くなって
前線の南で今はまばらな雨雲が組織化すると
非常に危険な雨の降り方をする恐れもあり、
気象庁からは九州に対して
線状降水帯も発生する可能性もある、
という発表が出ています。

発達した雨雲が
停滞するようなことが起きると
一気に状況が悪化しますよ、
ということを意味していて
特に南部山沿いで、
崖の近くにお住まいの方は、
夜の暗い時に
移動するのが不安な方などは特に、
念のためにも、今夜の早いタイミングで
安全を確保するような
対応をしておくとよいかもしれません。

前線が順調に動いて、
一過性の発達した雨雲の通過でしたら、
助かるのですが・・・

このあたりは、前線の動き次第だったり、
雨雲のまとまり具合次第だったりして、
今の技術では、詳細に予想が困難です。

命を守るためには、
念のための行動が重要になってきます。

一方、あすの午後になると、
梅雨前線が九州南部付近で
活動を弱めそうな予想については、
確からしい予想になってきました。

午後は、雨の降り方が弱まって
北部から次第に止み、
晴れ間が出てくる所もあるでしょう。

ただ、日南や串間付近を中心に
回復が遅れる可能性もアリ、
この辺りは、誤差の範囲で変わります。

また、前線が活動を弱めなければ
南部の平野部でも
状況が悪化する可能性もアリ、
気が抜けません。

日曜日の天気についても、同様に
前線の位置次第で変わってきそうです。

きょうの最も確からしい資料だと
午前を中心に
いったん雨が止む可能性が高く、
午後にかけて、前線が北上傾向になると、
だんだん雨が降り出す可能性があります。

晴れ間が見えても、
傘を準備してのお出かけが
おススメです。

この辺りも、前線の動き次第で、
予想ほどなんかしなかったら、
土曜日の雨が抜けきっていませんので、
危険度が上がりやすい状況にあることも
考えておく必要があるでしょう。

さらに、月曜日についても、
梅雨前線が九州付近で
活動を強める予想があり、
ココも雨が抜けきらないままでの
再度の大雨の恐れもあるということで
警戒しておく必要があります。

週明けにかけて、
最新のキキクルを確認するなど、
防災意識を高めてお過ごしください。

お出かけ予定の方も、
お出かけ先のハザードマップを
確認しておく必要もあります。

ハザードマップポータルサイトから
ご確認下さい。

また、キキクルは
こちらから県内付近をまとめて
雨雲と3種キキクルを確認できます。

なお、来週も
断続的に雨が降る見込みで、
来週後半にも
前線の影響が強まる資料がある一方で、
日によっては
梅雨前線が北上して
また暑さが強まりそうな資料もありますので
暑さにも注目しておいてください。

きょうの段階では、
まだ来週の予想については、
ハッキリわかりませんので、
また月曜日以降にお伝えする予想の
ご確認をお願いします。

230630_1
14時10分までの
24時間雨量
(気象庁HPより)

アメダスでは
100ミリを超えていないのですが、
解析雨量だと
山沿いの一部で
オレンジに塗られていて、
200ミリを超えてきています。

今後の前線の南下によって
危険度が
上がりやすくなってきている所もあり、
注意が必要です
230630_2
朝の宮崎市の青空
230630_3
午後3時ごろの
雨雲の様子
(気象庁HPより)

九州北部に
気になる強い雨雲の列が
出来てきました

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