大雨に注意警戒!

ノダっち

13年10月23日(水) 17:05


台風27号は、
西より大回りの進路になりました。
太平洋高気圧が強まったようです。
 
北側には
ハッキリと偏西風の雲の帯が出ましたので、
もう少し北に上がれば
北東に向きを変えるでしょう。
 
きょうの午後になって
速度が落ちてきましたので、
向きを変え始めていると思われます。
 
勢力もやや落ちてはきていますが、
いずれにせよ、
予想通りに前線が出来てきました。
あすにかけて大雨災害に注意警戒です。
 
  
今回、県内に
大雨をもたらす恐れがある前線は、
26号の時に関東に大雨をもたらしたものと
同じタイプのものになります。
 
北東からの冷たい空気と
南東からの暖かい空気がぶつかって、
雨雲が発達する
のです。
 
この空気のぶつかり合いによる
雨雲の帯が
午前中から日向灘に見えてきました。
青島では、きょう午後3時までの12時間で
すでに113ミリの大雨
となっています。
 
今後、台風の北上に伴って、
この風のぶつかり合いの場が、
宮崎県の陸上に入ってくる予想です。
つまり、今夜からあすにかけては
県内で
雨雲が発達しやすくなる
でしょう。
 
しかも、南東の風側に入った時ほど
県内の山で上昇気流が強まり、
県内では
沿岸部から少し内陸に入った
山間部を中心に
雨が強まりやすくなります。
 
強い雨が続いて
総雨量も多くなる恐れがあったり、
非常に激しい雨が降って
局地的に急激に雨量が増えて、
川が一気に増水して来たり、
地盤が急に緩んで来たりと
なる恐れ
もあります。
 
また、
前が見えにくいような大粒の雨や
道路の冠水などにも
車を運転する時は気を付けましょう。
 
活発な雨雲の下では、
竜巻などの突風が発生しないか、
雲の底の異変にも気を配り、
いつもと違う
おかしい音などが聞こえたら、
室内でも窓から離れるなどして
身を守ってください。
 
夜も、
激しい雨の音で目が覚めたり、
異常な雨音を感じたら、
最新の雨量の情報などを
確認しましょう。
 
MRTでは、
放送終了後からあすの開始直前まで
自動で最新の雨情報を放送予定です。
 
気象庁のアメダスの情報の他に
宮崎県のサイトで
より細かい雨量や河川の情報も
ご確認ください。
 
宮崎県の雨量・河川水位観測情報
 
気象台発表の気象情報(気象庁)
 
宮崎県内の注意報警報(気象庁)

 
この注警報のページでは、
市町村ごとに
詳しい予測を見ることが出来ます。
 
また、
土砂災害警戒判定メッシュ情報(気象庁)
も土砂災害の警戒度を判断するのに有効です。
 
最新情報を適時確認し、
自治体からの
避難等の情報にも気を配りましょう。
 
あすは、また朝から
MRTのラジオ、
テレビのアッパレNext
最新情報を野田がお伝えする予定
です。
そちらでもぜひご確認ください。
 
 
あさっても雨が残り、
総雨量が多くなる恐れもあります。
 
ただ、台風が早めに東に進めば
午後にかけて雨が弱まってきて、
回復してくる時間もあるかもしれません。
 
また、あすの情報でご確認ください。
 
週末に関しては、
昨日もお伝えしましたように、
天気が回復する可能性が高いです。
秋の冷たい空気が流れ込み
日曜日の朝は
冷え込みが強まる可能性もあります。
 
きょうは二十四節気の一つ霜降、
露から霜に変わってくる暦ですが、
また、台風が季節を進めそうです。








131023_1

午後2時のレーダー画像
(気象庁HPより)










131023_2

午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

27号の雲は、
上層の雲が発散して
広がっています。
弱まり始めたためです。
また、台風の北には、
上空の
偏西風帯の存在を示す
雲の帯もみえます。

なお、28号は
県内には関係ありません。


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