寒冷渦南下中

ノダっち

23年6月14日(水) 17:12

不安定ですね。

 
きょうも、晴れ間が見えたり、
所々で雨が降ったり止んだりしています。

昨夜からけさにかけては、
南の梅雨前線が
予想以上に北に前線が戻ってきて、
前線上の低気圧が通過しました。
 
また、低気圧が東に抜けた後も、
西側の雨雲がしつこく残っているのが
特徴的です。
 
午後はだらっと雨雲が広がっています。
 
地上では
東シナ海に高気圧が解析されていますが、
上空に
寒気を伴った気圧の谷があるためでしょう。
 
あすにかけては、
この上空の気圧の谷の中で
寒冷が完全に切り離されて
中心に寒気核を持っている寒冷渦となり
朝鮮半島付近を南下してきます。
 
寒冷渦は、その南東象限
(中心の南東側)で
大気の状態が不安定になりやすく、
発達した雨雲が
局地的に出来る可能性が
高まる特徴があります。
 
とくに、
晴れ間が出たりして、
地面が暖められるほど
不安定さが強まりますので
急な雷雨に注意が必要です。
 
今回は、この午後にかけて
寒冷渦も近づいてしまうため
注意しておいたほうが良いでしょう。
 
コンピュータの資料的には
発達した雨雲が予想されていないのですが、
この手のタイプの
局地的に湧き上がる雨雲の予想は苦手ですので
レーダーなどで実況を監視する必要があります。
 
雷注意報も発表されるでしょうから、
ご注意ください。
 
発達した雨雲が出来た場合には、
突風や雹を伴う恐れもあります。
 
 
あさっては、上空の寒冷渦が東に抜けて
高気圧にしっかり覆われてきます。
 
薄雲は残りそうですが、
日差しはたっぷりで
洗濯のチャンスになるでしょう。
 
 
土曜日は、
再び梅雨前線が北上してきそうです。
 
日曜日にかけての
前線の北上具合に関して
まだ資料がばらついていますので、
もう少し様子を見ましょう。
 
しっかりと北上してくると、
日月に雨が強まる可能性もありますので
その点も含めて、
確認をお願いします。
 

来週の梅雨前線の北上は、
一時的な傾向が強まっています。
 
むしろ、週間予報の期間外で
再び寒冷渦の南下を示唆するものもあり、
まだ北側の空気の方が強そうです。
 
なかなか、季節が進みません・・・
 
まだ6月なので
こんなものと言えばこんなものなのですが、
今年は、梅雨の序盤から
いきなりの梅雨最盛期な感じで
すでに十分に雨も降りました。
ただ、
その後の、明瞭な中休みも見えず、
そろそろ、中休みが
しっかりほしいなぁなどと
思う今日この頃です。

なお、それでも、
来週の前半は
一時的に夏の空気が梅雨前線を押し上げて、
前線の南側に
強い雨雲の素の暖かく湿った空気が入り、
前線の活動が強まる可能性があります。
 
早くも梅雨末期モードの
大雨パターンです。

まだ先の資料で
予想の資料にも幅がありますが、
念のため、
今後の情報に注意していきましょう。
230614
けさの宮崎市の空

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