17号接近中!警戒を!

ノダっち

13年9月3日(火) 17:17


雲の流れが変わってきました。
 
感じられましたでしょうか?
 
きのうは南西から
雨雲が進んできて、
県内にかかってきていました。
 
これが、きょうは
南東から流れ込んで
きています。
 
台風の外側の空気の流れに
なってきたのでしょう。
 
 
台風17号は、
やはりきのうよりまたやや発達して、
きょう午後3時現在で
中心気圧が985hPa、
最大風速が25mとなっています。
 
海水温が高いためでしょう。
中心付近の雲もしっかりとしています。
 
肝心の台風の動きに関する予想ですが、
相変わらず読みにくいです。
 
ただ、パターンは二つに絞られます。
 
一つは、きのうも書いたように
九州の南までくると
太平洋高気圧が張り出してきて
東進を阻まれ動きが止まるか、
あるいは西に押し戻され、
東シナ海を北上するパターン。
 
もう一つは、
高気圧の縁を流れる風や
北側の偏西風に乗り、
そのまま北上して
九州に上陸、
または東海上に進むパターン
です。
 
15時の気象庁予報円も
この2つパターンの可能性を
考慮されていると解釈します。
 
ヨーロッパモデル、
アメリカモデルも、午後は
後者のパターンで予測してきました。
 
 
いずれにせよ、
県内では大雨が心配です。
 
台風が県内よりも北に行くまで
南東から雨雲が流れ込みやすいため
県内で雨雲が発達しやすくなり、
総雨量が多くなる恐れがあります。
 
この南東から流れ込む雨雲で
とくに、雨量が増えやすいのは、
沿岸から少し内陸に入った地域にある
山地の周辺部
です。
 
また、
海上から発達した雨雲が近づくときには
竜巻の発生にも気を付ける必要があります。
 
県内では、統計的に
台風の中心が
種子屋久付近にあるときを中心に
竜巻が発生しやすい
とされていて、
あすにかけては要注意な位置です。
気象庁中心線だと
あさってまで注意が必要になるでしょう。
 
 
そのまま北上して
九州に上陸するパターン
だと、
台風中心付近の活発な雨雲がかかり、
あすには
かなりの大雨となる恐れ
があり、
こちらのパターンの方が
影響が大きくなるのも早いため
このパターンでまずは警戒
します。
 
ただ、このパターンだと
一気に通り過ぎて行ってくれると
大雨の警戒時間は短くなるでしょう。
 
また、台風の中心が近くを通るようだと、
雨だけでなくて、
風の影響も注意する必要が出てきます。
 
 
なお、午後3時の気象庁の予報では
6日15時で温帯低気圧となっていて
九州付近を北上するとともに
温低化が進むということになりそうです。
 
雲の形も、午後になって
前線の影響を受けた形に
変わりつつあります。
(ということは、
 南西風の影響を受けているということで、
 北東進がありうる?)
 
九州北部付近まで北上すれば
秋雨前線に吸収されて
温帯低気圧に変わっていきそうですが、
九州南部付近では
台風の可能性が高い
です。
 
 
いずれのパターンでも、
あすは、激しい雨の恐れがあり、
土砂災害や河川増水、低地浸水など
十分に注意
しましょう。
雨雲の流れ込み方によっては
警報級になる可能性も出てきますので、
雨の降り方が強まってきたら
注意報・警報の発表状況も確認しつつ、
ノダがテレビ・ラジオでお伝えするコメントも
ぜひともご確認ください。
 
以下に気象庁HPへのリンクを張ります。
 
台風の最新詳細情報 
 
宮崎県の詳細な注意報警報 
 (お住まいの市町村を押せば、
  市町村ごとの詳細な予想が見られます。)
 
宮崎地方気象台発表の情報 
 
今夜は、MRTテレビで
放送終了後も予報円やレーダー画面を
表示する予定です。
 
 
また、台風の動きが
どちらのパターンになるかによって
あさって以降の天気は
大きく違ってくる
でしょう。
 
あさって以降の予報も、
あすのコメントで確認をお願いします。
 








130903_1

午後3時の衛星画像
(気象庁HPより)

もう台風は
すぐそこにあります。

偏西風に乗るか
どうか
あすにはわかりそうです。










130903_2

午後5時の
気象レーダー画像
(気象庁HPより)

屋久島の南西(左下)に
台風17号の目が
見えています。


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