台風15号の情報に注意

ノダっち

13年8月28日(水) 17:54


夏の空気と秋の空気の境目に
台風15号が熱帯の空気を連れて
やってきそうです。
 
今後の情報にご注意ください。
 
 
今週の県内は、
秋の雰囲気が勝っていますね。
 
きょうも涼しいです。
 
とくに、けさもやはり
昨日並みでした。
ひんやりするって言ってよかったです。
 
昼間も宮崎市内は、
ひところの暑さよりはマシに感じます。
 
ただ、昨日よりは
少し湿気が増えてきました。
西米良など内陸では、
35度近くまで上がったところもあります。
 
雲も増えてきて
南部の一部は
雲も厚みを増しました。
 
徐々に、南側の夏の空気が
北上してきている
のです。
 
 
あす以降は、
夏側の空気が勝ってきます。
 
あすは、
きょうよりさらに
蒸し蒸しとしてくるでしょう。
 
秋雨前線の活動は
九州付近で弱まっているものの、
秋と夏の空気の境目はあります。
そこは、弱い前線が隠れた状態です。
 
この隠れた前線が北上し、
湿った空気も流れこんできて
山沿いを中心に
局地的に雨雲がかかる可能性もあります。
 
平野部を中心に日差しも多いため、
急な天気の変化に気をつけなくてはいけない
空模様
になってくる
でしょう。
 
日差しもあるため
気温も上がって蒸し暑くなりますので、
熱中症にならないように注意が必要です。
 
また、海には、うねりが入ってくるでしょう。
午後を中心に
急な高波に気をつけなくてはいけません。
 
夏休みもあと少しという
子どもたちも多いでしょうが、
子供だけで、波打ち際に近づけないように
大人の目で守ってあげてください。
 
 
もちろん、
このうねりは15号によるものです。
 
台風15号は、
きょう午後3時現在で
台湾の南東海上を北上していて、
中心気圧が985hPaと
きのうより発達してきています。
 
衛星画像を見ると、
台風中心付近の雲も
発達してきました。
(発達した雲が追いついた?)
 
ただ、引き続き、
南に偏ったいびつな形です。
 
今後は、あすにかけて
台湾の東、先島諸島付近を通過し、
午後には東シナ海に入り、
あさっては西寄りに向きを変えて
土曜日の午前中にかけて
九州に接近する
、と
きょう15時発表の気象庁の予報を読みます。
 
日本の気象庁による台風予報、
そして、米軍の台風予報ともに
揃ってきました。
中心線のズレは、誤差の範囲です。
 
アメリカのモデルは、
台湾付近で高気圧にブロックされて
動きが遅くなるものもありますが、
現状、
台風の北側に太平洋高気圧があるものの、
それでも北上している状況があるため
台湾付近で停滞する予報は
採用しにくい状況になってきています。
 
また、
東に向きを変える予想になっているのは、
東シナ海で北緯30度付近まで来ると、
北から南下してくる前線の南側を
西風が吹いているためです。
 
また、ヨーロッパモデルも
日本の台風予報に近づいてきて、
気象庁予報の確度が上がってきました。
 
気象庁予報、米軍予報の線にしても
台風の規模が大きくないため、
台風が九州に近づく直前まで
台風を動かす前線南側の西風が吹き、
西から雨雲が流れ込む予想になっています。
 
このため、県内は、
金曜日まで山沿いを中心とした雨
でしょう。
台風本体の接近とともに
急速に広い範囲で
雨風が強まる
パターンとなる
可能性があります。
気象庁予報の中心だと、
このタイミングにあたるのは
土曜日の午前中です。
 
なお、
前線自体の活動が強まる可能性もあり、
前線が近づく
九州北部から本州付近でも
雨の降り方が心配されます。
 
また、前線に近づくということは、
それとともに北からの寒気とも
ぶつかり始めることになり、
台風が温帯低気圧に変わり始める
段階にも入るでしょう。
 
九州西岸で温低化した
今年の台風4号と似たパターンもありますが、
その時よりは海水温が高いため
台風の勢力を維持して北上すると思われ、
4号の時よりは注意して臨みたいと思います。
 
一方、台風が通過したあとは、
再び秋の空気が流れ込む
でしょう。
 
予想通りに順調に台風が進めば、
日曜日以降は、
再び数日、秋の爽やかさが感じられそうです。
週間予報では、
台風が遅れることも考慮して
曇りマークで様子見となっていると思われます。
台風が季節を進めるかもしれません。
 
いずれにせよ、
まだ変わる可能性も頭に入れて、
新しい予報をご確認ください。
(気象庁の台風15号情報はこちら








130828_1

昨夕の中継現場では
OA直線まで
夕日がキレイでした。

少し前まで
10号線の北側でしたが、
南側に移ってきています。
日の入りも
早くなってきました。










130828_2

午後3時の
衛生可視画像
(気象庁HPより)

台風は
中心付近の雲が
発達してきています。

台風の北側は、
高気圧による
晴れのエリアです。

一方、九州南部付近には
秋と夏の空気の
境目の雲の帯があります。


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