悩ましい15号ですが・・・

ノダっち

13年8月29日(木) 17:27


台風の前に
火山灰が来ました。
     
9時半ごろに
桜島が噴煙量多量の噴火をし、
上空の南西風に乗って
県内に飛んできたのです。
     
都城市や宮崎市のほか、
日南市でも降灰があったと聞いています。
都城市は、
かなりの汚れになったようですね。
     
宮崎市内では、
はっきりと見えるほどではないものの、
手すりなどを手で触ると、
指に黒い粉が付きました。
また、昼に自転車に乗ると
風が強いわけではないのに
目に砂が入ったように
ゴロゴロと痛くなったので
おそらく火山灰でしょう。
     
洗濯物はしっかりとはたいて
取り込みになったでしょうか?

     
なお、あすも、
きょうと同じ地域が桜島の風下です。
     
     
一方、たっぷりの日差しと
南からの暖かい空気の流れ込みで
気温も上がっています。
     
宮崎市では、5日ぶりに
今月10日目の猛暑日になりました。
しかも、いきなり体温並です。
     
一方、山沿いには
所により雨雲もかかっています。
     
あすにかけて、
山沿いを中心に不安定な空になるでしょう。
山沿いほど降ったり止んだりで
急な強い雨や落雷などにご注意ください。
ただ、平野部を中心に晴れ間もありそうです。
     
また、うねりが高くなってきます。
海のレジャーは慎重な検討をしてください。
     
     
台風15号は、台湾の東を北上中に、
メインの雲が台湾にひっかかったようになり、
中心付近に再び活発な雲が無くなりました。
     
正午の解析で、
中心気圧が994hPa、
最大風速20mまで衰弱しています。
     
ただ、今後は
海水温が高い東シナ海を北上し、
陸地の影響も小さくなるため
再び発達する予想
です。
     
午後の資料では、
台風が衰弱した影響もあるのか
太平洋高気圧に北上を阻まれて
北上が遅れる
気象庁の主力モデルが予想してきました。
     
この影響もあり、気象庁の
15時の台風予報もやはり遅れています。
     
九州の西海岸に接近するのが
土曜日の夕方以降で予想されてきました。
     
15時現在のの勢力は996hPa、
最大風速18mとギリギリ台風という状況まで
弱まっています。
     
九州に近づく直前、
31日15時の東シナ海での中心気圧が
990hPa、最大風速が23mで、
今後、暴風域は出来ない予想です。
     
ただ、台風が弱まったので
上層の高気圧の壁には
影響されにくくなった可能性もアリ、
だとすると、下層の高気圧の縁を
朝の予想のように
順調に北上するパターンもあり得ます。
     
最接近の時間帯については、
早くて、午前の予想のパターンの
土曜日日中に接近から、
遅くて、
日曜日日中に接近くらいの
1日くらいの幅をもって予想を把握し、
備えたほうが良い
でしょう。
     
また、
午前の予想のように
順調に北上すパターンでは
東シナ海で
予想通りに再発達しなかった場合、
九州上陸直前で温低化した
今年の台風4号のように
早めに温低化が進む可能性もあります。
     
実は、現在の
台湾付近で弱まる状況も
4号に似ているですが、
ただ、違うのは、
東シナ海の海水温が高いこと
です。
     
遅くなれば遅くなるほど、
海上からエネルギーを補給して
再発達しやすくなるでしょう。
     
いずれにせよ、
北上してくる時には、
雲が前線と一体化してきますので、
前線の近くを中心に
雨の降り方に要注意
です。
県内には、台風が近づく直前までは
西からの流れ込みになりますので、
山沿いを中心とした雨になります。
     
     
ここにきて悩ましく
読みにくい状況になってきましたが、
風への念のための備えなどは
あすの雨が弱いうちにやっておいても
良いかもしれません。
     
結局、動いてきているか、
それとも動きが鈍っているか、
あすの新しい情報でぜひご確認下さい。
     
また、台風から
台湾付近に切り離されたようになった
雲(空気)が北上してくるとまたやっかりです。
こちらは週明けにかけて
動きに気を付けていくことになるでしょう。
     
     
なお、特別警報の運用が
このあと日付が変わって
30日0時から始まります。
     
本日、ニュースでも詳しくお伝えしましたが、
また改めてこちらでもお伝えする予定です。
     
     








130829_1

昼前の
MRTから西の空

南西方向から
空の一部が
明らかに霞んできました。

この霞がかかった所は
市街地よりも
よりひどい
汚れだったかもしれません。










130829_2

午後3時の
衛星可視画像
(気象庁HPより)

台風15号の
渦巻きは
赤い丸の付近に
見えていますが、
低い雲で構成されています。

一方、九州の北には
前線の雲の帯もあって
次第に南下してきます。
こちらが
台風の影響で
活発化する恐れがあります。










130829_3

午後3時の
衛星赤外画像
(気象庁HPより)

高い所の雲ほど
ハッキリと映る
この赤外画像では、
可視画像に書き込んだ
赤丸の付近に
雲がはっきりと見えません。

発達した雲は
台湾付近に
取り残されました。
この雲も
渦を巻いているように
見えるのが気になります。










130829_4

午後4時までの
最高気温
(気象庁HPより)


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