温低化しながら九州接近へ

ノダっち

13年8月30日(金) 17:09


暑かった8月が終わりますね。
 
でも、最後まで暑いですね^o^;
 
きょうも、南から暖かい空気が
山を超えて更に気温が上がって、
日差しが多かった平野部を中心に
気温が上がって
宮崎市や日向市で猛暑日になっています。
 
いったん涼しくなったあとでの
暑さのぶり返しで
体には応えていないでしょうか?
 
あすも、熱帯の空気が流れ込んで
蒸し暑いです。
この空気を連れてくるのは台風15号です。
 
 
台風15号は、
あまり再発達していません。
 
きょうも、台風中心付近の雲は
低いままです。
 
衛星赤外画像で見ると、
かなり見えにくいでしょう。
ただ、可視画像で見ると、
渦巻きが確かに見えます。
 
午後3時現在の勢力は、
中心気圧が996hPa、
最大風速が18mで相変わらず
ギリギリ台風の勢力です。
 
きのうの午後から、
一旦遅くなった予想ですが、
しっかりと動いていることが分かったことで
やはり、元のペースに戻ってきました。
 
きのうも書いたように、
台風自体を構成している
雲自体の背が低くなっているため、
上層の高気圧によるブロックは受けず、
下層の風でしっかりと動いたのでしょう。
 
きのう、タイミングに幅がある、
新しい予報をとお伝えしていたのは
この可能性があったためです。
ガラッと変わった時には、
もう一度変わることもよくあります。
 
台風は、九州に接近するに従って
秋雨前線と一体化し、
温帯低気圧に変わりながら近づく
でしょう。
 
あすの昼前には
東シナ海から長崎県付近に近づき、
午後3時には、
温帯低気圧として、
九州北部付近に進む予想になりました。
 
温低化が上陸後なら、
台風の九州上陸は6年ぶりとなりますが、
さて、どうなるでしょう。
実質的には、
上陸前に温低下している可能性も高いくらいに
形は崩れそうです。
 
ただ、
温低化が九州上陸後か、
上陸前かは現段階で
気象庁がどう判断するかわかりませんが、
いずれにせよ
秋雨前線による雨は心配
されます。
 
秋雨前線は
今日もすでに活発で
九州北部などに大雨を降らせていますが、
あすは、台風と一体化することで
さらに活動が強まりそう
です。
 
九州北部を中心に
雨の降り方に警戒が必要
になっています。
 
県内でも、
きょうも南西から流れこむ雨雲が
所々にかかっていますが、
あすは、きょうよりも
山沿いを中心に雨雲が増える
でしょう。
 
急な強い雨や落雷などに
注意が必要
です。
 
とくに、台風(または低気圧)が
九州に近づくタイミングでは
より強まりやすく
なります。
台風の南側に連れてくる雨雲が
流れ込みやすくなるためです。
 
きょう午後3時現在の予想では
あすの朝から昼過ぎ
そのタイミング
になってきます。
山沿いでは、激しく降る所もありそうです。
低い土地の浸水、冠水などにご注意ください。
 
また、陸上では、
最大瞬間風速20mくらすの突風が
吹く可能性もあり、
強い風にもご注意が必要です。
 
台風からかわる低気圧が
九州の東(本州方面)に進んだあとには、
県内の天気は一旦回復するでしょう。
 
ただ、秋雨前線が九州南岸に残るため
日曜日も空模様が
不安定になる可能性があります。
 
台湾付近に取り残された
熱帯の空気が北上してくると、
この南岸の前線が活発になって
再び雨雲がかかる予想もあり、
日曜日の天気にも注意が必要です。
 
月曜日以降も、
この南岸に残る前線の挙動が
予想しづらくなっています。
 
新しい予報でご確認ください。
 








130830_1

正午の衛星赤外画像
(気象庁HPより)

どこに台風があるでしょう?

正解は可視画像で。










130830_2

正午の可視画像
(気象庁HPより)

この通り、
渦はあります。
発達した雲が
中心付近にないため
赤外画像では
見えにくいです。










130830_3

赤外画像を
輝度とコントラストを上げる
画像処理をしてみると、
見えてきました。

ただ、夜間は、
この上に上層の
別の雲がかかっていると
台風を判別するのは
困難になります。










130830_4

午後4時までの
最高気温
(気象庁HPより)


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