8月6日

ノダっち

13年8月6日(火) 17:48


ノダが好きなカープも、
つい最近まで
この日に広島で
ナイターの試合をしていませんでした。
 
本拠地の球場が
平和公園から離れて、
2011年、
53年ぶりに開催されたのです。
 
去年は移動日で試合がなく、
きょうは
2年ぶりの8月6日の試合になります。
 
この8月6日の朝って、
青空がカーっと広がって、
セミが朝からワシワシ鳴いて、
そんな中で、サイレンが鳴る。
そんなイメージがあるので、
けさはちょっと違う空でした。
 
そもそも、毎年、日本中で
そんな空なわけはないわけで、
子供のころからの
ただのイメージなのですが・・・
 
身近に被爆者がいる個人的にも、
やはり、
そんな特別な日てした。
 
 
 
朝は、南部を中心に
雲の多い空だったので、
洗濯物を干すのを
躊躇した方も
いらっしゃるでしょうか?
 
この雲は、
朝からOAでお伝えしたように、
九州の南西海上から
種子島・屋久島付近で
次々と発生・発達していた雨雲が
上層で発散して広がった雲
でした。
 
発達した積乱雲は、
地上付近では空気が集まっていて、
上層では空気が発散していく
構造になっています。
 
つまり、県内にかかっていた雲は
やや厚みのある
上・中層の雲だったのです。
 
昼頃からは、
雨雲の規模が小さくなってきたため、
県内は
広い範囲で日差しが出てきました。
 
それでも、午後4時現在、
まだ鹿児島県周辺に活発な雲があります。
 
このように同じような場所で
次々と発達した雨雲が
出来てくるような状況は、
集中豪雨をもたらしやすいので
注意が必要です。
 
 
けさは、昨日の雨と雲のおかげで
少し涼しさも感じましたが、
日差しが多くなった日中は、
ふたたび猛暑日が出ています。
3日ぶりの県内での猛暑日は、
西米良と神門でした。
 
一方、
夕立雲はレーダーに見えません。
 
ただ、上に書いた
鹿児島県の南西から東に進む
活発な雨雲があるため、
動きを注意深く見ていますが、
九州本土に近づくと
衰弱する傾向です。
 
なお、きょうは
種子島レーダーが点検のため、
午後3時半前からストップ
していて、
肝心の雨雲が切れています。
 
気象庁レーダーがこういう状況の時は、
国交省レーダーを見てみましょう。
PCからでしたら、
見たい地域をダブルクリックすると、
拡大表示してくれます。
 
 
上空の太平洋高気圧は、
明日以降、きょうよりさらに強まりそう
です。
 
これによって、
きょう九州の南に供給されていた
湿った空気の流れ込みが
あす朝にかけて九州付近を
北上して行くことになります。
 
湿った空気の補給は
きょうよりも弱まる見込みですが、
念のため、九州の西側での
雨雲の発生状況には
気を付けてみておきたい状況
です。
 
基本的にあすの県内も晴れて、
気温が上昇しやすいでしょう。
 
午後は、気温の上昇もあり、
雨雲の素があれば
軽くなる空気によって
夕立雲が湧いてくる可能性もあります。
 
上記のように
湿った空気の流れ込みが北上する分、
きょうよりも
夕立雲が出来やすいかも
しれません。
 
ただ、高気圧の強まりもあるため
雲の発達が抑えられる面も考えられます。
 
夕立が発生すれば、
高気圧の強さがまだまだで、
発生しなければ
高気圧が勝ったということです。
 
あすの午前中にOAでお伝えする見解で
再確認をお願いします。
 
 
明後日から土曜日頃は
上空の高気圧の直下になり、
かなり安定してきそう
です。
 
その分、猛暑が厳しいでしょう。
 
熱中症予防&夏バテ予防をしっかりと行い、
農作物や家畜の管理にもご注意下さい。
 
 
あすは立秋ですが、
しばらく、
秋らしさはあまり感じられないでしょう。
 
それでも、週末以降は
夕立が起きやすい状況になる可能性もあり、
前日の夕立で
夜の気温が下がったりして、
朝まで過ごしやすくなって来れば、
この暑さの夏ですから、
少しの涼しい風の中にも
秋を感じてみたいものです。
 








130806_1

午後3時ごろの
MRTから南西の空

南の空ほど
雲の多いきょうの空です。










130806_2

午後3時半の
気象レーダー画像
(気象庁HPより)

種子島にあるレーダーが
点検で止まったため、
福岡や室戸(高知県)、
名瀬(奄美大島)の
レーダによって
見ている状況ですが、
点描の地域は
データがない区域で
雨雲が途切れています。










130806_3

午前10時の衛星画像
(気象庁HPより)

九州の南で
活発に雨雲が出来て、
周辺に上層の雲が
広がっています。

一方、矢印で書いたように
雲が連なっていて、
この流れで水蒸気が
補給されているのでしょう。

また、この雲の帯を境に
南側が太平洋高気圧の
特に強いエリアに
なっていると思われます。


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