とっても残念ですが・・・

ノダっち

13年11月29日(金) 17:14


恐れていた事態が起きてしまいました。

最初にアイソン彗星を紹介した
去年の日記から常に
もしかしたら・・・と懸念していたことですが。。。

昨日からドキドキしながら迎えた
きょう明け方の
アイソン彗星の太陽最接近ですが、
SOHO画像の更新タイムラグを考慮して
5時に目覚ましを鳴らして
スマホの画面で確認してみると・・・

薄い尾しか見えない ( - - ;;

どうしたものかなぁ、と
ツイッターで
専門家のつぶやきを見てみました。

すると、眠気も吹っ飛ぶ
「消滅か」の文字が画面に並んでいたのです。

でも、簡単にはあきらめきれません。

もう一度、7時前に画像を確認してみると、
反対側から
彗星の軌道上に光の帯が現れていました。

ただ、この光は、弱弱しくて
生き残っていると言えるほどの状況ではなく、
残骸が光っているような雰囲気です。

国立天文台の渡部副台長も
ツイッター上で以下のような内容の
コメントをされました。(要約)
「太 陽観測衛星の画像から、
太陽最接近後に衛星画像に観られる光は
核が崩壊した後の破片群、
あるいは大きめの塵の集団
と考えられる。」

彗星は、汚れた雪だるまとたとえられるように
主に氷で出来ていて、チリやガスが混ざって
彗星本体である核を形成している
と考えられています。

このため、彗星は、もともと
太陽の熱や太陽風にさらされると
徐々に壊れていくもの
なのです。
その壊れていった部分が
「尾」として目に見えてきますし、
地球がその軌道上に残った所を通ると
流星群になります。

今回のアイソン彗星も壊れながら
太陽に近づきましたが、
太陽に近づきすぎたため
一気に壊れてしまった可能性が高い状況です。

ただ、残骸は見えているので
一部速報で報道された「消滅」という状況とは
違うのではないかな、と思いますし、
この残骸が
地球から何らかの形で観測できるのか否かを
今後の様子をもう少し見守りたい
と思います。

私自身もこの結果はすごく残念なのですが、
子供たちにキレイな彗星の姿を
見せてあげられなかったのも
とても残念です。

ただ、これはこれで、
劇的な場面を目撃したことにも変わりありません。

いつも僕らを温めてくれる
太陽の力は偉大なのです。

ただ残念で終わらせるのではなくて
そのことも、
わかってくれる子供たちが増えるといいなぁ、
と願いますし、
学校の先生たち、
大人の皆さん、
教えてあげてくださいm( _ _ )m

そして、またきっと
キレイに観える彗星が近づくチャンスも
楽しみに待ちましょう。


そんな劇的だった昨夜から朝にかけて、
太陽が照らさない間に
県内の地上は気温がやはり下がっていました。

宮崎市では、昨夜遅く、
24時の少し前というギリギリの時間に
気象台が初霜も観測しています。
平年より1日遅く、
去年より7日ほど早い初霜です。

昨夜から
気温が下がっていたことを示しています。

また、西都で
今シーズン初めての冬日にもなりました。

昼間も冷たい空気に包まれています。
最高気温は、ほとんど昨日と同じくらいで
1月から平年の最低値未満です。


あすは、高気圧に覆われてよく晴れます。

放射冷却が効くため、
あす朝も冷え込みは強いでしょう。
予想よりも下がる可能性もあり、
特に内陸ほど冷えやすいと思われます。
暖かくしてお休みください。

空気の乾燥した状態も続きそうです。
火事も相次いでいます。
火の元、火の取り扱いには
十分にご注意下さい。


あすの昼間は、寒気が弱まって
日差しの暖かさは感じられるでしょう。
ただ、薄着で過ごせるほどの
暖かさは無さそうです。


日曜日もおおむね晴れます。
あすに比べると、薄雲が増えて
少し日が陰ることはありそうですが、
大きな天気の崩れは無いでしょう。

良く晴れそうな来週前半までは、
けさやあす朝ほどに冷えないまでも、
暖気の流れ込みも予想されないため
放射冷却が効きやすくて
毎朝、そこそこの冷え込みは続くでしょう。

昼間はポカポカ陽気の日もありそうです。


来週水曜日に、
弱い気圧の谷が通過して不安定になった後、
来週金曜日には
本格的な気圧の谷に入りる予想で
固まってきました。
きのう書いた通りの流れです。

土曜日まで雨が残るのか、
土曜日中に冬型に移行するのかは、
もう少し様子見になりますが、
青太の日曜日まで
平野部での雨が残る可能性は
低い見積もりに
なりました。
ただ、それなりの
寒気の流れ込みはありそうですので、
暖かい中での青太ではないでしょう。
去年までは無くても、
ある程度の寒さ対策はして
レース・ボランティアに
臨んだほうがいいと思われます。

大会にかかわる皆様、
来週、また詳しく見ていきますので、
ぜひOAやこの日記でご確認ください。








131129_1

太陽観測衛星
SOHOの観測画像

画像中に
説明を書いている通りです。

なお、日本時間で
午後2時半の画像でも
ある程度の明るさを保って
写っています。
このままの明るさが保たれれば
観えない可能性もないのですが。。。
今後、
太陽から離れて暗くなることや
今後も太陽の熱にさらされることを
考えると
状況は厳しくなっています。

でもでもでも、
何が起こるか
まだよくわかっていない
彗星ですので、
もしかしたら・・・・










131129_2

太陽観測衛星SOHOの
拡大観測画像

太陽接近中は
こちらの画像で
観測が行われました。

午後4時の画像のころは、
彗星本体も
遮蔽板の向こうにあったと
考えらえます。
ただ、
尾が観えなくなったことで
かなりのダメージを
受けたことはうかがえました。










131129_3

きょうも太陽さん
お疲れさんでした。
あすも寒いので
頑張って温めてね。

あのそばに
アイソン君の
残骸が・・・^o^;










131129_4

けさの最低気温
(気象庁HPより)


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