大暑過ぎる大暑

ノダっち

13年7月23日(火) 17:10


太平洋高気圧が弱まる前に、
大きな置き土産をしていったようです。
 
 
「暦通りに暑くなる」なんて
そんな言葉が
安っぽく聞こえ過ぎるくらいに
暑くなっています。
 
まず、注目していた西米良は、
あっさりと連続猛暑日の記録を
16日に更新
しました。
37.2度まで上がっています。
 
きょうの県内で一番上がったのは、
宮崎空港(宮崎市赤江)で
38.5度
と、
きょうの全国一でもあり、
県内の今年最高になりました。
 
そのほか、
宮崎市の気象台や青島、
西都市、日南市油津、
串間市、美郷町神門などでも
猛暑日
になっています。
 
きょうは、
二十四節気のひとつ、
大暑です。
一年で一番暑いころという意味で、
この次の暦はもう立秋
になります。
 
太平洋高気圧が少し弱まったため、
県の南部では
西風が吹きやすい
気圧配置
になりました。
 
このため、西米良などの内陸のほか、
宮崎市など南部平野部でも
海風がなかなか吹かずに
気温が上がった
のです。
 
延岡なども
午前中に35度近くまで上がったものの、
昼頃から順調に海風が吹いて、
午後は落ち着いています。
 
この海風のエリアは
お昼を過ぎて徐々に南下してきて、
宮崎市も2時半ごろから
海風に
なりました。
それとともに、35~37度あった
宮崎市の気温も
20分くらいで5度くらい下がって
32度前後まで落ち着いてきています。
 
 
空にも、
太平洋高気圧が弱まったことを
感じさせる雲が見えました。
 
昨日まで消えやすかった飛行機雲が
残っていて、
太くなったりしていたのです。
 
上層が下降気流でなくなったのでしょう。
 
ただ、下層の空気が比較的乾いていて、
夕立雲は発生していません。
 
あすの日中まで、
下層は比較的乾いた状態
が続きます。
 
下層に湿った空気が
本格的に入るのは、
あすの夜以降になりそうです。
 
このため、あすの日中も晴れて、
西風が吹きやすい影響で
また平野部を中心に気温が上がる
でしょう。
 
あすも、熱中症には要注意です。
周りのお年寄りには、無理をせずに、
冷房も使用するように
声をかけてあげてください。
 
夜以降は、九州の西側で発生した雨雲が
県内の山沿いにかかる可能性
があります。
 
 
あさって以降は、
断続的に湿った空気が流れ込むでしょう。
 
ただ、予想していた梅雨前線は
弱まる予想になりました。
 
湿った空気の流れ込みが西からなので、
九州の西側で出来た雨雲が
どの程度山を越えて県内に入るかが
ポイントとなってきます。
 
とくに、金曜日以降は、
山沿いの所々に
時おり雨雲がかかりそうですが、
前線が弱いことを考えると、
平野部に来るまでに弱まって
晴れ間が出る可能性も十分です。
 
晴れ間が出ると、
やはり平野部を中心に暑くなります。
 
きのうは、暑さが落ち着く可能性も
お伝えしましたが、
平野部まで雨雲がかかってこないと、
平野部では
暑さが続く可能性も出てきました。
 
ただ、山沿いでは
平年並み程度に
暑さが落ち着くと思われます。
 
また、平野部でも、
前線活動が強まるタイミングや
まとまった雨雲がかかってくる時には
しっかりと雨が降る可能性も十分です。
 
この辺りは、梅雨の時期と同じで
最新の資料で検討して
新しい見解をお伝えいしていきます。
ぜひ、ご確認ください。
 
 
なお、いったん弱まる太平洋高気圧は、
来週の後半にはまた強まりそうです。
 
ふたたび猛暑となる可能性もあります。
 
今回の戻り梅雨で
ある程度の雨が降らないと、
雨不足というのも
心配になってきそうです。
 
いずれにせよ、
今後の推移に注目していきましょう。








130723_1

午後4時までの
最高気温
(気象庁HPより)










130723_2

お昼前の
MRTから南西の空

飛行機雲が
残りやすく
なっていました。










130723_3

きのうから
夕方のOAが
外の中継に
戻りました!

梅雨明け後
初の外からでしたが、
あの時間の暑さを
すっかりと
体が忘れていました。

いやぁ、
暑かったです^o^;










130723_4

きのうの夕焼け

上空の雲で
キレイに色が
付きました。


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