アイソンを簡単撮影してみた

ノダっち

13年11月19日(火) 16:59


いやぁ、寒いですね。

昼間の気温は
一番寒かった昨日よりさらに
1度から2度前後低くなりました。
しかも、昨日よりも
冷たい風を強めに感じます。
余計に寒く感じませんか?

最高気温は、広い範囲で
12月下旬から1月並で、
一部は平年値の最低を下回っています。
平年に比べると
5度から8度前後も低い
状態です。

朝は、各地のライブカメラを見ていると、
新燃岳が
キレイに冠雪
した様子もみえました。
韓国岳は、
相変わらず雲の中です。
晴れてくるのを、楽しみに待っています。


こんな寒い中、
一番寒い時間帯に、
布団の誘惑を振り払って
なんとか外に出てみました。

太陽接近前だと
なるべく早い方が条件がイイだろうと思い、
アイソンに再アタックです。

今回は、遠出はせずに
宮崎市内の自宅付近で
簡易三脚を使っての撮影をしてみたら、
リベンジ成功しました。

200ミリの望遠レンズに
感度をISO3200にセットし、
星が流れるのを小さくに抑えるため
シャッター速度は4秒のみです。

でも、これで十分に写ってくれました。

これは、
スポーツキャンプなどを
撮影される望遠レンズをお持ちなら、
三脚に固定して
十分に撮れる
というわけです。
ただ、シャッターを押すだけでも
ぶれてしまうため、
レリーズやリモコンを使うか、
タイマーでシャッターを切る必要があります。
また、なるべく
Fの値が低いものの方がおススメです。

満月を過ぎたばかりの
明るい月が輝いて
空全体が明るく見える星が減っている中、
さらに街明かりもある中での撮影で
写りましたので、
彗星自体もだいぶ明るくなってきたのでしょう。

肉眼では、まだなんとか
あることが分かるくらいですが、
さらに太陽に近づくあす明け方も
期待したくなります。

ただし、あす明け方は、
きょうよりもさらにスピカの下に離れて、
5時半の時点での高度が
10度しかない
予想です。
東の空が十分に開けた場所で、
しかも東の空に雲が無いことが
観測の条件になります。
また、撮れるかどうかは、
寒気による雲の状況次第です。

また撮れればご報告しましょう。


雲が少なければ、
あすの明け方には、
きょうより風が弱まる分、
平野部で放射冷却の効果が強まって
冷え込みが強まりそうです。

分厚い靴下や手袋、マフラーなど、
十分に暖かくして
外に出る必要
があります。

きょうより寒気が弱まってくる分、
昼間の気温は
きょうより少し高めになる予想です。
山沿いの時雨は
北部ではじめ残る可能性もありますが、
南部を中心に
晴れ間が増える所もあるでしょう。


下層の寒気は
あす以降次第に弱まるのですが、
上層の寒気があまり弱まりません。

金曜日頃には、
もう一度冬型も強まりそうです。

このため、土曜日の朝の
冷え込みが強い予想になっています。

いずれにせよ、
ダンロップ中の大きな崩れは無さそうです。

アイソンも、太陽に近づくため
明け方の空で高度を下げますが、
週末は観測のチャンスもあります。
もっと明るくなってくれれば、
白み始めた空でも
十分に見えるかもしれませんので、
今後の増光にも期待してみましょう。
また、お伝えします。


来週の月曜日に前線が通過して雨が降った後、
来週後半には、
再び今回並みか今回以上の寒気が
流れ込む予想も出てきました。

こちらの情報にもご注目ください。










131119_1

三脚に据えて
ISO3200
4秒の露出で
固定撮影して
撮影したものです。

トリミングした以外は
手を加えていません。

ちょろっと
尾が写っているのが
分かりますでしょうか。










131119_2

初冠雪した
けさの新燃岳
(気象庁HPより)


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