風が変わってきました

ノダっち

13年7月2日(火) 17:34

やはり晴れ間もありました。
 
きのうのシャツの
水色のチェック線のように、
チラッと見えた青空の所が
多かったですが^o^;
 
そして、雨の降り方も
変わってきましたね。
 
風の流れも変わって
蒸し暑さが増してきています。
 
 
朝の平野部は
まだ東からの湿った空気の影響が大きく、
低い雨雲から弱く降っていました。
宮崎市内は霧雨のような細かい粒の雨で
見通しが悪かったところもあるでしょう。
 
午後は、
南西からの空気の流れが強まって
やや発達した活発な雨雲の塊
鹿児島県側から流れ込んで
県内の所々を斜めに通過しています。
 
時間雨量は20ミリを超えた程度ですが、
10分間で10ミリを超えた所もありました。
これが60分降り続ければ
60ミリ超になりますので、
この活発な雨雲の中心が通過したところでは、
短い時間、前が見えにくいような
非常に激しい雨が降ったものと推測
されます。
 
この活発な雨雲の通過と前後して
所々で晴れ間が出てきています。
 
雷もなりましたし、
いよいよ梅雨末期の雰囲気がしてきました。
 
 
きのう姿を消した梅雨前線は、
きょう、朝鮮半島北部から
中国大陸付近にかけて姿を現しました。
 
前線はあすにかけて南下して、
あす朝には朝鮮半島南岸に
伸びてくる予想です。
 
朝鮮半島付近に
前線があるときの県内は、
前線本体の影響は受けにくく、
前線南側の湿った空気の影響を受けます。
 
つまり、北の前線に向かって
太平洋高気圧の縁を回って流れ込む
雨雲の素になる
暖かく湿った空気の影響を受けるのです。
 
この暖かく湿った空気の通り道となる状態が、
数日続くでしょう。
 
このパターンになると、
九州山地の南西側で雨雲が出来て
九州山地で雨雲が強まり、
山を越えて県内に流れ込みます。
 
この雨雲のとおり日になると
ザーッと雨が降りますが、
通り道以外では
雲の間から晴れ間が出たりする
パターン
です。
 
そして、夏の空気で
蒸し暑さが強まります。
 
あす以降、熱中症には
これまで以上に要注意
です。
湿度が高いため、
発汗しても汗が蒸発しにくくて
熱が奪われにくい状態にもなります。
 
週の後半にかけては
次第に太平洋高気圧が強まりそうです。
 
日曜日には
晴れマークも付きましたね。
 
そのほかの日も、
不安定さの中にも、
だんだんと夏が感じられる
週後半の空に
なるでしょう。
 
それでも、昨日も言いましたように、
梅雨明けが発表されるまでは気を抜かず、
局地的な集中豪雨には
気をつけておかなければいけません。
 
太平洋高気圧は、
もう一度しぼみそうな予想がありますが、
そのタイミングや程度もまちまちです。
 
さて、梅雨前線が
もう一度南下するかどうかで
梅雨明けのタイミングは
変わってくるでしょう。
 








130702_1

午後3時ごろの
大淀川河口方面

青空が見えていました。










130702_2

川面は
キラキラしていて
日が差している部分が
あったものの、
上の写真と
反対側の空は、
黒い雲があって
だんだん近づいていました。










130702_3

きょうは
お昼休みに
小学校に読んでいただき、
3年生に
気象予報士とは何ぞや?
というお話を
少しさせていただきました。

空をたくさん見て、
自然が好きに
なってくれる子が
増えて
理科が好きな子が
増えるといいなぁ、
という願いを込めて。

たとえば、
きょうの風の変化などが
感じられるようになると、
きっと防災にも
役に立つ心が
育っていくでしょう。


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