末期の状態

ノダっち

13年7月3日(水) 17:23


九州北部や本州を中心に
大雨になっています。
 
梅雨前線が朝鮮半島南岸にあって
太平洋高気圧の周辺部を回る
湿った空気が流れ込み、
大雨を降らせているのです。
1時間に50ミリ以上の
非常に激しい雨が降った所もあります。
 
県内は、予想通りに
晴れ間があったものの、
雲も多くて
山沿いを中心に
所々で雨が降りました。
 
また、九州北部に大雨を降らせた
活発な雨雲の帯が南下
してきていて、
午後3時半ごろから
県内の
北部山沿いにもかかってきています。
 
竜巻注意情報も発表されました。
 
竜巻注意情報は、
県内の全域に発表される運用形態ですが、
気象庁のHPをみると、
とくに注意が必要な地域がわかります。
 
ここでは何度か紹介していますが、改めて
こちらです。
ここをチェックして、
黒い雲が近づいてきたり
自分の所でも激しい雨が降ったり、
冷たい風が吹いてきたりしたら、
特に気を付けましょう。
また、リンク先の下方に書かれている
注意書きもぜひ一読して
心にとめていただければと思います。
 
  
こうして、
雨雲が南下してきているのは
まだ太平洋高気圧が
本気を出していないから
でしょう。
 
まさに、梅雨末期によくある状況です。
 
 
それでも、
南からの気温が高い湿った空気が
流れ込んでいる所に、
日差しが増えた影響で
蒸し暑さが強まって、
所々で久しぶりの真夏日になっています。
 
県内で真夏日を観測したのは
先月26日以来の一週間ぶりで、
宮崎市での真夏日は
先月20日以来のおよそ2週間ぶりです。
 
いかに先月下旬が
どっぷりと梅雨モードで
梅雨前線が北上せずに
涼しかったかもうかがえます。
 
一気に蒸し暑さが強まりましたので、
体調は大丈夫でしょうか?
 
 
梅雨前線の活発な雲は
南に垂れ下ってきているため、
県内にも山沿いや北部を中心に
あす午前にかけて、雨雲が
所々に断続的にかかりそう
です。
 
九州山地を越えるときに
弱まってから県内に流れ込む
ものの、
それでも、局地的には、
急に道路が冠水したり
前が見えにくくなるような
降り方をする可能性もあります。
雨雲の様子にもお気を付けください。
 
太平洋高気圧は
あすもまで本気ではありません。
 
あすの午前中は、
きょう雨がほとんど降らなかったところも
降る可能性が十分です。
 
ただ、あすの夕方以降は
雨がまた少なくなってくるでしょう。
 
蒸し暑さも続きますが、
日差しが少なくなれば、
その分、暑さが収まりそうです。
 
 
太平洋高気圧が本気を出してくるのは、
金曜日の午後以降に
なるでしょう。
 
週末には、
梅雨が明けを思わせるような夏空が
平野部を中心に広がりそう
です。
 
週間予報でも、やはり予想通りに
晴れマークが並んできましたね。
 
個人的には、
ここでもう梅雨明けとしても
良い気もしますが、
予報はくもりマークが左側にあります。
つまり、
曇り時々晴れというマークで、
やや不安定さを残した予報
です。
 
夏本番を思わせる空が広がっても、
急な雨の可能性はあり、
油断できない空
に変わりありません。
屋外でレジャーをされる方は、
急な天気の変化に
気を付けておく必要もありそうです。
また、金曜日に詳しくお伝えしましょう。
 
太平洋高気圧自体も、
来週にかけて
安定して張り出す雰囲気ではないため
もう少し様子を見る可能性があります。
 
みなさん、それぞれに
季節の移り変わりを感じてみてください。
 
ただ、
気象台が梅雨明けを発表しない間は、
戻り梅雨的に
前線が南下してきて大雨が来る可能性や
局地的な激しい雨が起きやすい可能性も
頭に置いて、
最新の気象情報を確認することも
心がけておきましょう。
 
また、フィリピン付近にある怪しい雲が
まとまって北上する可能性も
無きにしも非ずです。
季節を進める引き金としては
充分な存在にもなりえます。
こちらも、今後の状況を見つつ
お伝えしていきましょう。
 
 
一方、
九州北部や本州にお出かけ予定の方は、
週末から来週にかけて
断続的に
危険な雨の降り方をする可能性もあり、
各地の気象情報も確認が必要
です。
 








130703_1

昼過ぎの
MRTから南西の空

晴れ間も見えつつ、
黒い雲も見える、
不安定な空でした。

ただ、宮崎市内は、
朝から午後4時まで
雨は落ちていません。










130703_2

午後3時の
衛星可視画像
(気象庁HPより)










130703_3

午後3時半のレーダー
(気象庁HPより)










130703_4

午後5時のレーダー
(気象庁HPより)


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