長い日本列島をゆっくり北上中

ノダっち

13年5月15日(水) 17:18


予想通りに
きのうの沖縄に続いて、
奄美も、きょう
梅雨入りが発表
されました。
     
奄美の場合は、平年より
4日ほどの遅れです。
     
ということは、
順調にいくと、
次は九州南部ということになります。
     
今の所、
まだ九州南部付近に
梅雨前線が停滞する様子は
予想されていないため、
九州南部の梅雨入りは
きのうもお伝えした通り、
平年並み(5月31日)前後に
なってくるのでしょう。
     
     
こうして、
もう梅雨の話題をする時期で、
特に今年は桜が咲くのも早かったため
もう桜のことなんて
忘れてしまってる方も多いと思います。
     
でも、まだ桜前線は
日本列島を北上中
です。
     
今週月曜日に、
札幌で
ソメイヨシノの開花が発表されて、
ソメイヨシノの観測ポイントでは、
あとは北海道の室蘭を
残すのみとなりました。
     
3月13日に
福岡と宮崎から始まった
ソメイヨシノの開花前線は、
2か月もかかって
札幌に到達したのです。
     
ソメイヨシノの観測点では、
高知の3月22日にスタートして、
5月8日に室蘭に到達するのが
平年値での桜前線で
その日数は48日ほど
ですが、
今年は、
きょうが63日目になっています。
     
最近では
2010年の3月10日に
高知からスタートして
5月14日に室蘭でゴールした
65日に次いで
ゆっくり北上している
今年のサクラ前線です。
     
気象庁のHPに出ているデータを
エクセルを使って調べてみた所、
過去には、
1955年の3月10日に
種子島でスタートして
5月18日に室蘭でゴールした
69日というのもありますが、
種子島は、
すでに桜の観測をやめているため、
現在も観測しているポイントでは、
2010年が
最長の記録
になっています。
     
この記録を超えるかどうか、
室蘭の開花発表に
少し注目してみましょう。
     
今年は
3月の前半が暑かったものの、
4月に入って
北日本を中心に寒気の影響が
断続的に受けているため
北日本での北上に
ブレーキがかかったと思われます。
     
県内は、きょうも
半そででちょうどいい陽気
ですが、
北海道の最高気温は、
10度前後
しかありません。
     
日本列島の南北の長さも感じます。
     
     
きょうも朝からよく晴れましたが、
薄い雲もだんだん増えてきました。
     
今夜からあすにかけては、
雲が広がりやすいでしょう。
     
ただ、あすの日中にかかる雲は
空の高い所の雲が中心になる見込みで、
所々で薄日が差し込みそうです。
     
大きな天気の崩れはないでしょう。
     
ただ、昨日もお伝えしたように
きょうまでよりは
洗濯物が乾きにくくなりそうです。
     
あさっても同じく、
雲が広がりやすい中での、
晴れ間がある見込みです。
     
週末から週明けの見解は
昨日までと変わりません。
     
土曜日は次第に雨が降りやすくなり、
日曜日にいったん止んだ後、
ふたたび午後から月曜日にかけて
降りやすくなるなど、
2段階を予想していますが、
海外の資料とは
傾向が違っているため
まだはっきりしません。
     
東シナ海に予想される
低気圧の挙動も不自然で、
きょうの北海道の低温をもたらしている
上空の寒冷渦の動きによっても
九州付近での低気圧や前線の予想が
変わってくる可能性があります。
     
あす以降の変化の傾向も見つつ
新しい見解もお伝えします。
     
現状では、
週末のどこかのタイミングでは
雨が降る

というのは確度が高い状況です。
     








130515

宮崎のサクラは
もう葉っぱが
生い茂って、
この季節には
心地いい
木漏れ日を
作っています。

ただ、
北海道のサクラは
まだ花が
咲いていない所も
多いのです。


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