改めてキキクルの活用を

ノダっち

23年6月2日(金) 16:41

予想されていたことですが、

県内の雨は、
通勤通学の時間帯にかけてが
一番強まってしまいました。
 
いつもよりも
時間がかかってしまった所や
濡れやすくなった所もあったでしょう。
 
各地で40ミリを超える
激しい雨も観測しています。
 
土壌雨量が悪化した所もありました。
 
(なお、延岡市と高千穂町は
去年1月の日向灘での地震後から
警報や土砂災害警戒情報の基準が
8割ほど引き下げられていますが、
来週木曜日の13時から
通常に戻る予定です)
 
気象庁の台風情報によると
県の南部を強風域がかすめていますが、
風の観測データ的に
特に強い風はありませんでした。
 
進行方向左側でもあり、
風が強まりやすい状況では
無かったです。
 
この強風域とか、、、
そろそろ見直す時期ではないかな、
と思いますね。
 
一方、台風の外側の湿った空気が
梅雨前線に流れ込んで
活動が活発になって、
県内の所々に発達した雨雲が出来ました。
 
とくに、宮崎県内よりも東のエリアが
この雨雲の素と梅雨前線の関係性が強く、
朝から四国で、
線状降水帯判定が出ています。
 
今年から始まった
30分前の判定も初運用されました。
 
台風の東進に伴って、
雨雲の濃い素の流れ込みも東進し、
だんだんと
東に発達した雨雲のエリアが
移動していて、
紀伊半島では
レベル5が出た所もあります。
 
これを書いている午後2時現在では
東海地方でも雨雲が発達して
組織化してきつつあります。
 
一方、前にも書きましたが、
この線状降水帯の
発生をお知らせする情報が出た段階では、
もう結構な雨になっていて
危険度が上がっていますので、
お住まいの場所の危険度の上がりやすさや
地盤の状況などを
あらかじめ把握しての防災行動が
必要ということは変わりません。
 
また、今回も、
線状降水帯範囲を示す楕円の外側で
キキクルの紫が出たりしていました。
 
この線状降水帯の線にとらわれたり、
線状降水帯の発生情報に
あまり気を取られず、
むしろキキクルを活用し、
防災行動に移したほうが良いのではないか
と思います。
 
宮崎県の3種のキキクルと
雨雲を一気に見られるリンクを、
改めて載せておきましょう。
 
 
お気に入りに登録しておいてください。
 
なお、今回は、
半日前の予測情報も出されていて、
予想が的中しての線状降水帯になりました。
 
まだまだ改善余地もありますが、
このようにしっかりと
予測が当たることもある情報ですので、
この情報が出たときは
それなりに、事前に準備をしましょう。
 
まだ確認していない方は、
この機会で、今一度、
家族で、ハザードマップなど
確認しておきましょう。
 
 
一方、県内の雨は、
朝までがピークで、
特に南部は、
早々に雨が弱まりました。
 
ただ、今夜にかけて
前線が南下してきますので、
いったん雨が弱まった後で
午後も各地で本格的に降っています。
 
しっかり雨が止んでくるのは
夜になるでしょう。
 
東シナ海は晴れてきていますので、
夕陽が差し込むと、
独特の空全体が色づく夕焼けが
見える所もありそうです。
 
一方、
前線の南側で
雨雲を発達させる台風周辺の
暖かく湿った空気が流れ込んだため
昨日よりも
気温は高めで経過していて、
やや蒸しっと感のある空気も感じました。
 
 
今夜には、
雲も薄くなってきて、
あすは、朝からスッキリと晴れてきます。
 
この週末は洗濯のチャンスです。
 
日差しが多くなって
気温も上がります。
熱中症にご注意ください。
 
ただ、前線北側で
大陸育ちの高気圧に覆われてきて
乾いた空気が入りますので、
カラッとした暑さで
日かげに入ると
暑さをしのぎやすいでしょう。
 
一方、海は、
あすも午前を中心に高い波が残りそうです。
 
天気が回復してきますが、
不用意に波打ち際に近づかないように
してください。
 
暑くなりますが、
とくに小さい子供を連れての
海辺のレジャーは
まだ控えたほうがよいでしょう。
 
日曜日の午後になると
だんだん雲が増えそうですが、
週末いっぱい雨の可能性は低く、
洗濯などしっかりやっておくなど
週末の梅雨の晴れ間を
有効にお使いください。
 
 
月曜日は雲が増えてきますが、
晴れ間が残る可能性もあります。
 
一方、火曜日は
前線が近づいて
雨が降りやすくなるでしょう。
 
前線の状況によっては
雨が強まる可能性もあります。
 
また、動きによっては、
崩れ始めが
月曜日になるかもしれませんので、
今後の新しい予報もご確認下さい。
 

火曜日は、
前線の状況によっては
雨が強まる可能性もあります。
 
また、南岸に伸びてくると、
再び昼の気温が
上がりにくいかもしれません。
 
最新の予想気温も注目して
体調管理の参考にされてください。
 
来週後半にかけても
傘マークが並んでいますが、
この辺りは梅雨前線次第ですので
また月曜日に最新見解をお伝えします。
230602_1
線状降水帯発生を示す
気象庁HP画面

点線が
予測を反映されたもので
実線が従来通りのものです、

なお、この楕円の外で
キキクルの紫が
出たりしていました。
230602_2
朝の大淀川下流域

河川敷が冠水するほどでは
なかったものの、
しっかり濁って
流量も増えていました。
230602_3
左から
8時、12時、15時の
衛星可視画像

台風の雲は
だいぶ崩れてきました

一方、台風から
北に少し離れた所に
発達した雲が出来ています

8時は
延岡付近から
12時は
四国付近から
15時は
紀伊半島の南に
それぞれ
発達した雲の先端があります
230602_4
正午の天気図
(気象庁HPより)

発達した雲は、
梅雨前線の
少し南に出来ていました

梅雨前線は
台風側に次第に南下し、
台風は、
あすの午後には
前線と一体化して
温低化する見込みです

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